占いツクール
検索窓
今日:4 hit、昨日:18 hit、合計:3,019 hit

25 ページ27

初めて、さくらたちの集まりに参加した日。

家についたときには、辺りは暗くなっていた。

自分の意思で、そんな時間に帰宅したのは
生まれて初めてだった。

ほのかは自分の部屋へ直行した。

部屋の明かりをすべて消したまま
窓から見える夏の夜を眺めた。

田舎とは違って少ししか見えない星空。

それでもほのかには
星たちが囁きあっているように見えた。

ずっと眺めていると優しい風が
彼女を包み込んで、心を誘った。

心の中にある邪魔なものを全て払い除けて
素直な心だけを残した。



そしたら自然と一雫、涙が頬をそっと伝わった。



優しさに初めて出会った。

心が歯がゆくて、
でも、それがなんなのかわからなくて
戸惑って、素直になれなかった。

そんな彼女の手を彼は離さなかった。

そのおかげで、
さくらや大弥たちとの繋がりができた。

彼がいたから。

彼がいたから今がある。

この涙は、初めて彼女の心に彼が触れたから。

彼女は、それが嬉しかった。

自分をまっすぐ見てくれたことが。


そして、手を差し伸べてくれなければ
彼女は今も一人だったかもしれない。

そう思ったら、涙はどんどん溢れてきて、初めて、



ずっと、ここにいたい。彼のそばにいたい。



そう思った。

初めて、転校したくないと強く思った彼女。


もう、彼を知らなかった彼女には戻れない。

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定キーワード:風男塾 , 愛刃健水
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

星空宇宙(プロフ) - すぐ帰るとことか同じ過ぎる (12月5日 21時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 今の私の現実と同じすぎて奏音ちゃんの表現力に鳥肌たったしめっちゃ跳び跳ねてる! (12月4日 19時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 奏音ちゃんありがと( *´艸) (12月4日 19時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空井 奏音 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年12月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。