28、救世主 ページ29
「そこで何してるの?」
今の、声…
りほ「いっくん…」
振り返ると、そこには
私服で自転車に乗る、いっくんの姿。
乙綺「女の子1人に男子3人って…
とても良いようには見えませんが??」
「お前には関係ないだろ!」
乙綺「関係ありますよ?
俺の彼女が俺と無関係とか、ありえないでしょ」
!?!?!?!?!?
今、なんて言った???
私が、いっくんの彼女!?
そ、それは、私を助けるための嘘だよね!?
乙綺「だから俺の彼女、返してもらうね」
って私を抱き寄せてくれた。
「チッ…彼氏いたのかよ…」
「行こうぜ」
って、やっと私の目の前からいなくなった。
そしたら急に足に力が入らなくなって
乙綺「りほちゃん、大丈夫!?」
りほ「大丈夫…ありがとう、助けてくれて…」
乙綺「当たり前のことしただけだから」
って私に笑顔を見せてくれた。
その笑顔が、どんどん、ぼやけていって
自分が泣いていることに気がついた。
乙綺「怖かったね。もう大丈夫だよ」
いっくんは泣いてる私の背中を優しく撫でてくれた。
怖くて、怖くて、しかたがなかった。
でも今は、すごく安心できる。
いっくんのおかげ。
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空井 奏音(プロフ) - 美紀さん» 初めまして!わざわざコメントしてくださり、ありがとうございます。今、いろいろと気が休まらない日が続いていますが、少しでもこの物語が誰かの励みになるように頑張ります!これからもよろしくお願いいたします。 (2020年4月24日 22時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 初めまして美紀です男装アイドル大好きです最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてくださいね (2020年4月24日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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