42、宙視点 ページ42
今日はトルヴィアノとエオッドの
王族だけの食事会。
場所は当然、トルヴィアノ城。
真っ白なThe王子様!って感じの服を着て
召使いたちに通された部屋には
すでに麗王女が座っていた。
麗「ようこそ、トルヴィアノ城へ」
王女様らしく礼をする麗王女は絵になる。
爽太郎「とうとう婚約するんだね!」
麗「えぇ。やっと公式発表できるわ」
大弥「これから、また忙しくなりそうですね」
健水「そう、やな…」
ずっと、兄さんはこんな感じ。
全然、嬉しそうじゃない。
麗王女は、いつも通りなのに。
真咲「なんか元気ないよね、健水くん」
宙「やっぱ、そうだよね。なんでだろ?」
真咲「さぁ?」
おめでたい日になるのに、なんでなんだろう?
麗「王様がいらっしゃいましたよ」
全員が立って、頭を下げる。
来たのは王様だけ。
やっぱり、王妃様は来ないのか…
あれからどうなったのかは知らないけど…
王様「皆、座られよ」
その声で全員が席に着く。
王様「王妃は体調が優れないので今回は欠席させた。
今は身体を労らねばならぬからな」
まぁ、妊婦さんだしね。
あまり無理をさせても身体に負担がかかるし。
それ以降は、なんの問題もなく食事会が進んだ。
僕たちのことや、王様が即位したときのこと、
麗王女が生まれたときのことなど
どの話も興味深くて、時間はあっという間だった。
王様「健水王子は麗のどこに惹かれたのか
聞かせてくれるか?」
健水「はい。麗王女は誰よりも美しく、
そして国民からも慕われていて
どの王族の手本ともなれる方だと思…」
麗「っ…」
兄さんの言葉が詰まったかと思ったら
麗が倒れてしまった。
健水「麗!」
「麗王女様!なんという…」
王様「早く医者を!医者を呼べ!」
健水「麗!麗!」
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空井 奏音(プロフ) - あるぱかさん» コメントしていただけて、すごく嬉しいです(>_<)ありがとうございます!そんな風に言っていただけるとは…(TT)素敵な作品になるように頑張りますね! (2020年1月2日 19時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
あるぱか(プロフ) - 急なコメント失礼します!ついに推しメインの作品を書いていただき、とても興奮しております!笑 健ちゃんの卒業発表があり号泣でしたが、この作品を読んだら笑顔になれました!風男塾のこれからとこの作品のこれからを楽しみにしてます!! (2019年12月28日 1時) (レス) id: f96fc9fa91 (このIDを非表示/違反報告)
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