16、大弥視点 ページ16
麗王女のお誘いで
お茶会に来た。
トルヴィアノ城に忍び込んだことはあるけど
こんなにもゆっくり落ち着いて城の中を見たのは
全員が初めてだった。
｢麗王女は花園にいらっしゃいますので
ご案内いたします｣
自分たちの住むエオッド城よりも広くて
よく、こんなとこに忍び込めたな。と
思ってしまった。
本当は忍び込むのは良くないのだけど…
｢こちらです｣
そこには麗王女だけだと思ってた。
でも、そこには綺麗に舞う2人。
それを見ている子どもたち。
健水｢え、どうなってるん？｣
大弥｢たぶん、2人のダンスを見ているのかと…｣
真咲｢どこのプリンセスたち？｣
宙｢そんなに身分が良いようには見えないけど｣
爽太郎｢じゃあ、どういうことでしょう…？｣
一通り踊り終えて拍手が起こった。
｢王女様お綺麗でした！｣
｢私も王女様のように踊れるようになりたいです｣
麗｢では立派なレディになれるように
今から勉学とダンスの練習をしないとね｣
『はーい！』
麗｢さぁ、お菓子をもらって
みんな家に帰りなさい。寄り道してはダメよ｣
全員に手渡しでお菓子を渡すと
子どもたちは召使いに連れられ帰っていった。
麗｢ごめんなさいね、長引いてしまって｣
健水｢それは良いんやけど、どういう…｣
麗｢召使いや貴族の子どもたちを集めて
教育しているのよ。立派なレディにするために｣
麗王女のダンスの相手をしていた人は
召使いだったらしい。すぐ持ち場に戻った。
それよりも
真咲｢やっぱり綺麗ですね。麗王女様｣
麗｢お褒めいただき、ありがとう。真咲王子。
私を見る目が変わったわね。私の何を知ったの？宙王子｣
宙｢え…｣
なんのことだろ…？
麗｢まぁ良いわ。爽太郎王子、大弥王子は
仲の良さがこの国にまで届いてるわ。
こうして見ても本当の兄弟のようね｣
爽太郎｢あ、ありがとう？ございます…｣
麗｢そして健水｣
健水｢俺だけ呼び捨てかい！笑｣
麗｢あなた、やっぱりカッコイイわね。
多くのプリンセスたちが噂するわけだわ｣
健水｢お、おう…///｣
あれ？
健水くん、顔、赤い…
これは、もしや…
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空井 奏音(プロフ) - あるぱかさん» コメントしていただけて、すごく嬉しいです(>_<)ありがとうございます！そんな風に言っていただけるとは…(TT)素敵な作品になるように頑張りますね！ (2020年1月2日 19時) (
レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
あるぱか(プロフ) - 急なコメント失礼します！ついに推しメインの作品を書いていただき、とても興奮しております！笑 健ちゃんの卒業発表があり号泣でしたが、この作品を読んだら笑顔になれました！風男塾のこれからとこの作品のこれからを楽しみにしてます！！ (2019年12月28日 1時) (レス) id: f96fc9fa91 (このIDを非表示/違反報告)
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