20、聖奈視点 ページ20
〜7年前のあの日〜
聖奈母「嘘よ!聖奈!聖奈っ!」
目を覚ますと、お母さんが泣いていた。
お父さんも静かに泣いていた。
2人の前にあるのは、何…?人…?
聖奈「なんで私、生きてるの?しかも無傷!え?」
あんな大きなトラックに当たって
こんな無傷なはずがない。
しかも何故か制服着てるし。
私、さっきまで制服着てなかったよ?
「そなたは死んでおる」
!?
聖奈「え、誰!?誰の声!?どこにいるの!?」
「一応、神だ。安易に姿は見せぬ」
聖奈「私、死んじゃったの…?」
神?「そうだ。母親と父親の近くに行くのだ。
そうすれば理解できるであろう」
と、神様?がおっしゃるので近づいてみた。
私の両親なのに私に気づきそうにない。
そして
聖奈「っ…」
ぐちゃぐちゃになった自分が横たわっていた。
聖奈「これ、私だよね…?
人って、こんなに、なる、の…?」
神?「そうだ。そなたは自分の人生を
少女のために犠牲にしたのだ。
それはどのような良いことよりも
立派なことかもしれない。
だが少女は生きることを望んでおらん」
聖奈「やっぱり余計なお世話だったか…」
わざわざ道路の真ん中に立ってたもんね。
生きる希望を無くしてたんだよね。
神?「そこで一つ提案がある」
提案…?
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ