46、健水視点 ページ46
紫織のことが気になりつつも
紫織の電話番号もメアドも知らんから
確かめようがない。
なんか、モヤモヤする…
光黄「健水くん!」
紫織のところへ向かう途中、
後ろから光黄くんに声をかけられた。
光黄「今日バイトだったっけ?」
健水「ほんまは違うんやけど、気になって…」
光黄「何かあったの?」
昨日までの出来事の一部始終を話した。
光黄「健水くん大胆だね。笑」
健水「なんか、そういう雰囲気やってんて!」
よくよく考えたらあかんわ。恥ずかしい。笑
カナエ「光黄くん!!!健水くん!!!」
え、カナエと怜???
実習中はバイトのシフト入れてへんのに
なんで鴻池家の前に2人がおるん???
光黄「どうしたの?実習中はバイト休みでしょ?」
カナエ「どうしたも、こうしたも、紫織が!」
健水「紫織に、なんかあったん?」
怜「フランスに帰るって!」
え…?
光黄「どういうこと?俺、何も聞いてないんだけど」
怜「実習から帰ってきたら、これがポストにあって…」
それは紫織からの手紙で
手紙にはフランスへ帰ることと
今までのお礼が綺麗な字で綴られていた。
健水「そんな…俺、何も…」
光黄「とりあえず、中に入ろう。
ここで話してても真実がわからない」
突きつけられた現実を受け入れられないまま、
鴻池家の門をくぐった。
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