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27、健水視点 ページ27
当主「…ヴィオレッタが亡くなりました」
紫織「え…?だって、今朝も手紙が…」
当主「その手紙を書き終え、亡くなったと。
その手紙が届くまで言わないようにと」
紫織「そんな…だって…ヴィオレッタ、はっ…」
今まで見たことの無い紫織やった。
真咲「紫織、落ち着いて」
何を言っても紫織には届いてなくて
紫織「Je ne t’ai pas encore appelé «Maman»…」
カナエ「え?」
紫織がフランス語で何か言ってるけど
全てを聞き取ることもできひんくて
紫織「Je ne t’ai pas encore appelé «Maman»!」
怜「紫織、落ち着いて。じゃないと心臓に負担が…」
紫織「Pourquoi?…Maman…Je…
(どうして?…お母さん…私…)」
かろうじて聞き取れた言葉の意味はわからんくて
エミ「紫織ちゃん…」
紫織「Violetta……Violetta…Viole…」
健水「紫織!紫織、しっかり!」
最後は、ヴィオレッタって
名前を呼び続けて意識を失った。
当主「光黄さん、救急車を呼んでください」
光黄「はい!」
そのまま、紫織は病院に運ばれた。
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