君に触れたい (ページ19)

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19、健水視点ページ19

紫織｢これは、どういう意味ですか？｣

真咲｢저는 최근, 사진전을 보고 왔습니다.
私は最近、写真展を見てきました。だってさ｣

紫織｢写真展…なんの写真展だろう…｣

真咲｢さぁ？日本語にも韓国語にも書いてないね｣

紫織｢フランス語にも英語にも書いてないです｣

紫織と真咲が、こうやってよく謎解きみたいに
ヴィオレッタさんからの手紙を読んでる。

俺の疎外感…(´・ω・｀)

今日は俺と真咲しかバイトじゃないし…ﾄﾎﾎ…

紫織｢写真展かぁ…
ヴィオレッタ、写真好きだったからなぁ｣

真咲｢そうなの？｣

紫織｢はい。健水さん、そこの写真立て
持って来てもらっても良いですか？｣

健水｢これ？｣

紫織｢そうです｣

やっと呼ばれた(´・ω・｀)

紫織｢この写真を撮るときも
ヴィオレッタがこだわったって言ってました｣

今までの話を総合すると
紫織のご両親って召使いに
めちゃくちゃ厳しかったみたいやから
召使いとの仲も最悪やったんやと思うねんけど
ヴィオレッタさんだけ別格よな。

やっぱ、友達やったからかな？

真咲｢そうだ！俺は韓国語教えるから
紫織はフランス語教えてよ｣

紫織｢え？｣

健水｢俺もフランス語習いたい！｣

紫織｢良いんですか？私で｣

健水｢紫織が、ええねん｣

紫織は俺の言葉に目をぱちくりさせた。

びっくりしたときの癖やな、これは。

真咲｢俺も紫織が良い｣

紫織｢そ、そう仰るなら…｣

戸惑いながらも、いつもの笑顔でOKしてくれた。

可愛いなぁ…