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1、健水視点 ページ1
大学生になって3度目の春。
光黄くんの誘いで
鴻池家？の召使いをしてみることになった。
もちろん、アルバイト。
カナエと怜が去年からバイトしてんねんけど
今年は2人とも実習とかで忙しくなって
人手が足りひんくなるからとお願いされた。
光黄くんの親戚である鴻池家は
なかなかなお金持ち。
もともと財閥やったとか、違ったとか…
まぁ、詳しいことはわからんけど
そもそも俺に召使いなんて務まるんかな？
光黄｢健水くんなら大丈夫だって！｣
と、背中を押されたが
そんな簡単に自信を持てる訳もなく…
それを察してか、なんなのか
俺一人やと不安やろうからって
光黄くんが後輩の真咲とエミにも声をかけた。
2人とも先輩の頼みやからって引き受けたらしい。
アルバイトと言っても、さすがはお金持ち。
時給は、めちゃくちゃ良い。
そこに魅力を感じひんかったと言えば
大嘘になることは秘密。←
さて、召使いって何をするんやろ？
鴻池家の当主は、おばあさんって聞いたから
介護とかなんかな？
洗濯したり、掃除したり、ご飯作ったり？
力仕事とかもするんかな？
光黄くんに聞いても、はっきりと教えてくれへんし…
謎ばっかやなぁ…
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