ひと目 ページ5
ソード「デデデ陛下！？」
ブレイド「の妹！？」
メタ卿「…」
『あっ…おにーちゃんは王様なんですね。ラジオの通り…』
(メタナイト卿もラジオに乗っていたな…)
このお方なのだろうか？
そんなことを思い出したが、大切なのはおにーちゃんだ。
メタナイト卿の視線がわたしに向いていた。
顔を上げて目を合わせると「誠か？」と聞いてきた。
メタ卿「今までそんな話、耳にしたこともないが。」
『そ、ですよね。わたしだって忘れていたもので…』
メタ卿「実の兄のことをか？」
『うぅ…痛いところ突きますね。』
メタナイト卿はしっかりしている。
そして私を少し疑っているようだが、剣に手をつけていない当たりどうなのだろう。
(わたしに反撃する手段なんか無いけどね。)
『わたし、過去の記憶がないんです。
きっと兄も無いと思います』
メタ卿「…」
そう言った。
その言葉にメタナイト卿は静かにしていた。
(どうして忘れていたのかな…)
なんて遠の昔過ぎて覚えていない。
だけど、思い出せたんだ。
(それを信じて生きたって悪くないはずだ。)
わたしは強くそう思って口をひらけた。
『行く宛てがなく、もう死のうとした時に…走馬灯のようにおにーちゃんの名前が聞こえて記憶を取り戻したんです。
だから、最後一目見たいと思ってここに居ます。』
強くそう言った。
お腹もペコペコ。
いつ死んでもおかしくないけど、おにーちゃん見たくて生きてる。
きっとこんなので死んだら悔いが残る。
ここに魂をずっとなんて置きたくないし、後悔なんてしたくない。
(ずっと1人だったから…せめて最後くらいおにーちゃんと手を繋ぎたい)
そう覚悟を決めた目で彼等を見つめると3人とも目を見開けていた。
その中でメタナイト卿だけは微笑んでいて口を開けた。
メタ卿「信じよう。事情は把握した。」
『！』
ソード「デデデ陛下と全く違うな…」
ブレイド「だな…。」
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ネクロ雪だるまを食べる - カービィィィィィィィィィィィ！？！？！？ (2023年5月5日 19時) (
レス) @page26 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
ユア - 兄に思い出してもらないのは辛いっっ！ってｶｧｧﾋﾞｨｨｨ!? (2023年3月31日 10時) (レス) @page26 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
ぱわぁー - か、カービィちゃん！？ (2023年1月3日 22時) (レス) @page26 id: 8ca97aafcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年10月17日 2時
