検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:4,083 hit

不安 ページ17

メタ卿「さて、どう姿を見る?
入らなければ見る事も不可能だろう?」


彼はそう言った。
そうだ。
この扉を開けなければ、見る事も話すことも何も出来ない。


(でも、こんなわたしが…)


おにーちゃんのことを見てもいいのだろうか?
だって、わたしとおにーちゃんは月とスッポンほど違う。

社会位置も、財産も、人間関係もおにーちゃんの方が凄い。

今の現状を見て何一つ勝るものがない。


『……っ』


そんなわたしが会ってもいいのか。
思わず手が震えた。


フ「A?どうしたのよ」
メタ卿「大丈夫か?休憩するか?」

『い、いえ…わたしの私情を挟んでしまって…会いましょう』


ギュッと手に力を込めると、ふにっ…と柔らかいものを握った。
思わず目線を落とすとカービィが心配そうにわたしを見ていた。


カ「ぽよっ…」


弱々しい声なので少し驚いた。
わたしの不安がうつってしまったのだろうか?

…子供の方が人の顔を見るから、情が移りやすい…

なんてどこか聞いたことがある
_わたしはカービィを持ち上げて腕の中に入れた。


カ「ぽよ!」

『手を繋ぐの飽きちゃったし、約束通り腕に居てよ』
カ「はぁーい!」


ビシッ…とカービィは元気に返事した。
そしてメタナイト卿の方を見た。


『お願いがあります。メタナイト卿』
メタ卿「嗚呼。できることならしよう」


彼はそう言った。
そしてフームとブンに目を合わせた。


『協力してくれる?』

フ「ええ!是非するわ!」
ブ「ま、頼まれたのならな!」

『ありがとう』


思わず微笑んだ。
すると、腕の中にいるカービィが少し暴れた。
目を丸くしてそちらを見ると、頬をむくらませてまっているようだ。


(……? 嗚呼、なるほど)


カービィの頭を撫でて、少しだけ微笑んだ。。


『よろしくね。カービィ』
カ「ぱやぁい!」

客人→←ムードメーカー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ネクロ雪だるまを食べる - カービィィィィィィィィィィィ!?!?!? (2023年5月5日 19時) (レス) @page26 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
ユア - 兄に思い出してもらないのは辛いっっ!ってカァァビィィィ!? (2023年3月31日 10時) (レス) @page26 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
ぱわぁー - か、カービィちゃん!? (2023年1月3日 22時) (レス) @page26 id: 8ca97aafcc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2022年10月17日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。