頼み ページ12
カービィは顔をこちらに向けて元気そうに笑った。。
…ごめんね。
わたしの体重を…
きっと重かったはずだ。
頭を撫でて『ごめんね』と声をかけた
メタ卿「大丈夫か？2人とも」
カ「ぽよ！」
『はい…だけどカービィは離れずじまいに…』
目線を落としてカービィに目を合わせる。
でも、すぐに逸らされて強く抱き締めてきた。
ぎゅゅっ…
か「…」
「どうしたの？カービィ…さっきから変だわ」
「変なカービィ」
2人の子供はそう言った。
…変な子。
1番それは私が言いたい言葉なのに…。
するとメタナイト卿は少し考えながらわたし達に寄ってきた。
メタ卿「…カービィとは顔見知りか？」
『いえ。初対面です。』
メタ卿「…流石にカービィの言葉を全てを知っている訳では無いからな…」
メタナイト卿も分からないみたい。
…困ったなぁ。
(どうして抱きつくんだろう…)
人が他人に抱きつく理由は沢山ある。
代表的な物は、独占欲や愛情表現。
……なんだけど、わたし達は初対面なのでまず無い話。
他にも、純粋な好意や守ってあげたいと言う衝動。
性的な欲求や喜ばせたかったり、友情の意味のハグだったりもする。
まぁ、ないだろう。
(うーん、分からん)
相手は子供。
慎重に、かつ丁寧に接しなきゃならない。
私は少し考えてから、カービィの頭をポンポンと優しく叩いて撫でた。
すると、カービィはこちらに目を合わせてきた。
カ「ぽよ？」
『腕の中が気に入ったのなら、ここに居ててもいいよ』
カ「はぁーい！」
わたしはそう言った。
メタナイト卿が話に話しかけようとしたが、目線を合わせて少しだけ静かにしてもらった。
メタ卿「…」
『でも、1つだけお願いがあるんだ』
カ「ぽよ？」
わたしは優しく微笑んだ。
そして頭を撫でた。
『今は手を繋いで、あとで抱きしめて欲しいんだ。
できるかな？』
【相手の意見を通しながら、お願いする】
相手は赤ちゃんだから、無理かもしれない。
だけど、試してみる価値はあると思う。
カービィは…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネクロ雪だるまを食べる - カービィィィィィィィィィィィ！？！？！？ (2023年5月5日 19時) (
レス) @page26 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
ユア - 兄に思い出してもらないのは辛いっっ！ってｶｧｧﾋﾞｨｨｨ!? (2023年3月31日 10時) (レス) @page26 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
ぱわぁー - か、カービィちゃん！？ (2023年1月3日 22時) (レス) @page26 id: 8ca97aafcc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年10月17日 2時
