【星のカービィ】メタナイトに妻ができま(( (ページ3)

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「Aの能力によって飛ばされてしまったのじゃ」

お父様は正直に言ってしまった。
私は思わず止めようと、お父様の方を見た。

「……」

が、悲しそうな真剣な顔をしていた。
その苦しそうな表情に、思わず口が噤んだ。

そんな中、メタナイト様は首を傾げていた。

「？何故飛ばされるのだ？」

「その能力は、少し厄介でな。
Aが強く拒否反応を出すと、相手は１０㍍は吹き飛ばされるのじゃ」

お父様はそう言った。

…違うんだ。
好きで拒否反応を出している訳じゃない。

”必ず出るのだ”

私には分かる。
だって、止められない。
そして何回もその悍ましさに、気持ち悪さを覚えている。

『…やめましょう。このお話は。私はそろそろ部屋に帰ります』
「そ、うか…」

お父様はどこか辛そうな声をしていたが、私にもその余裕はない。
足を進めてドアに手を付けると「待て」と声が掛かった。
……私は振り返った。

するとメタナイト様はこちらを見ていて、聞いて来た。

「その攻撃は”必ず”あたるのか？」
『…』
「今まであってきた奴らは当たったのぉ…」

「ほぉ…それは面白い」

メタナイト様は、ふとそう言った。
…理解できない。
したくもないわ。

私はドアを開けて急いで去った。

…嫌だ。
此方から願い下げた。

「待て！」と声が聞こえたが、その声も聞こえなくなった。

『お母様っ…たすけてっ！』

「…行ってしまったか」
「Aの居場所なんかすぐに分かるぞ。行くぞ、メタナイト」
「嗚呼、そうだな」

「…本当に、戦闘狂なのだなぁ…俺も若い頃を思い出すのぉ…」

「……」

ーーーー
ーーー
ーー
ー

私はある部屋に籠った。

…それはお母様が居た部屋。
綺麗な部屋のまま残されていて、ベットの上にあるクマに私は抱き着いた。

『…』

お母様は強い暗殺者(アサシン)だった。
ターゲットは誰でも殺す。

あの職業が良いか悪いかでは…良くない方だろう。
でも、それは仕方のない事…お母様は暗殺者になるために生まれたらしい

恨むならお母様の母＿叔母様を恨むべきだ。
お母様のターゲットは今のお父様だったらしい。

でも初め、お菓子で母は気が萎えて仲良くなりお互い惚れたと言う…嘘みたいな話だ。

『……』

そのお母様は、病気で…数年前に死んでしまった。
昔のストレスと、暗殺者になるための教育に問題があったそうだ。。