８：2対1 ページ8
太「んー、証拠掴んじゃったなぁ……どうしよう。どうしたらいいかなぁ？」
『何故笑う…何が可笑しい……っ』
ふと上から砂利が落ちた。
私は上を見た。
(なっ！？)
「そのまま死んでくれたらいいんだがなァ…」
『中原中也っ…』
そこには石を用意していた中原中也が居た。
すると中原中也は太宰治の傍に降りてきた。
手にはケータイがあった。
(繋いでたのか…)
中「これを掛けてきた時は何事かと思ったぜ……」
太「んふふ、前から気になってた子猫を見付けたから是非ってねー」
『前から気になってた…？』
太「4年前…私、見ちゃったんだよねぇ…。その黄色のロープ」
太宰治はそう言って投げて、落ちたロープに目線を向けていた。
私は鎖を体の周りに近づけた。
(双黒が相手…1人ならまだしも、2人か……)
こういう時、ドストさんに連絡をして指示を聞くが聞けない。
でも、逃げろと言われていた。
私は鎖を2人の前を通らせた。
中「うをぉ！？」
太「中也！前だ！」
私はその一瞬で、後ろに逃げた。
体は前にして、後ろに下がる。
すると石が此方に飛んで来た。
(ロープ！)
目線をカバンに向け、私の前の前で石を跳ね返した。
が、身体に当たってしまった。
(そういや、これ、重力操作されてるんだ)
私は鎖を此方に引き寄せた。
戦うしかない。
逃げる事は不可能だろう。
中「にしても紐使いか…めんどくせぇな」
太「触れた人の物ね」
中「あ、オイ！」
太宰治はそう言って、こちらに走ってきた。
私はロープの先を向けた。
太宰治はそれを避けたが、曲がりくねった鎖に横腹を当たってしまった。
太「グ……っ…痛いね。」
中「それ、乗ったわ」
次に中原中也が此方に来た、私はロープではどうする事も出来ない為、護身用のナイフを出した。
中「此奴…っ…」
『…』
遠距離が効かないのなら、この手で仕留めるｯ！
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シグマ(プロフ) - 文ストさん» ありがとうございます！すごく頑張ってます、これからも楽しみながら無理せずやります！ (2022年11月18日 1時) (
レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
文スト - とっても面白いです！1日に2回ほど投稿してて凄いです！これからもがんばってください！ (2022年11月17日 18時) (レス) @page34 id: 7342f3c81f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - ザイさん» ありがとうございます！お気に召していただいてよかったです。 (2022年11月6日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ザイ(プロフ) - 面白いです！猫っぽいとか性癖に直接ぶっ刺さりました。 (2022年11月5日 23時) (レス) @page11 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 水彩さんさん» 水彩さん！えへへ、ありがとうございます！！ (2022年11月3日 14時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時：2022年11月3日 11時
