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7:油断 ページ7

(仕方ない、早めに仕留めなきゃ……)


私は口を開けた。
太宰治は此方を見た。


『猫…まぁ確かに気分のまま過ごす事が良くありますよね。良く知ってますね』
太「猫は社長が大がつく程好きだからね」

『猫、そうです。気ままなんですよね』


私はそう言って異能を使った。
太宰治は目を少しだけ見開け、キョトンとした。


『だから殺す場所も、気ままなんです』
太「私を殺したら折角の入社が刑務所行きになっちゃうよ?」

『正確には"まだ"入れていません…心がそうじゃないので』


私はそう言ってロープを伸ばした。
ロープが太宰治に触れると、タダの紐に戻った。


太「私、無効化だよ?」
『知っています』


私はロープにナイフを包ませた。
そして太宰治に向かって落として行った。


太「!」


太宰治はギリギリと所で避け、地面に刺さったナイフを見た。
そしてナイフを受け取った。


太「貰おうかな」
『どうぞ、沢山ありますから』

太「…わー、凄いなぁ(棒)」


私はロープを操作して、太宰治を殺しにかかった。
太宰治はコートを上手く使ってナイフが当たらないように、工夫していた。


(時間の問題ですね)


落ちたナイフも…太宰治が拾わなければロープが動き、また攻撃出来る。

私は鞄からケータイを出した。
そしてドストさんに掛けた。


『仕掛けたよ』
ド【そうですか。様子はどうですか?】


私は目線を太宰治に目を向けた。
目が焦っていることを確認した。


(問題なし…)


『焦っていて、コートが破れそう』
ド【分かりました。出来ればすぐ逃げて下さい……近くによると危ないですから】

『うん。分かった。また連絡す__っ…』


そう言った瞬間、私の手にナイフが刺さった。
思わず、ケータイを落とすともう1本。
其方にナイフが当たり、川に落ちた。


ドポン…


私は太宰治を睨んだ。


(連絡手段が…っ……少なくなった。)



太「誰に掛けたか気になるけど…仕方ないよね」
『お前……あっ…』


ナイフはコートに刺さり、抜けなかった。
太宰治が刺さった瞬間、ロープに触れた為、操作出来なかった。

コートはもう既に脱いでいて、ポイ、と投げ捨てていた。



太「さて、話してもらうよ」
『……まだ手段はあるから』


私はそう言って、先がとんがった鎖を出した。
薬などはこれを誤魔化す為の膨らみ。

これを見て、太宰治は…笑っていた。。

8:2対1→←6:気まま



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シグマ(プロフ) - 文ストさん» ありがとうございます!すごく頑張ってます、これからも楽しみながら無理せずやります! (2022年11月18日 1時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
文スト - とっても面白いです!1日に2回ほど投稿してて凄いです!これからもがんばってください! (2022年11月17日 18時) (レス) @page34 id: 7342f3c81f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - ザイさん» ありがとうございます!お気に召していただいてよかったです。 (2022年11月6日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ザイ(プロフ) - 面白いです!猫っぽいとか性癖に直接ぶっ刺さりました。 (2022年11月5日 23時) (レス) @page11 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 水彩さんさん» 水彩さん!えへへ、ありがとうございます!! (2022年11月3日 14時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/  
作成日時:2022年11月3日 11時

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