２０：タイミング ページ20
太宰さんはタイムカードをきってから、ソファに行く…と思いきあ、私の近くにやってきた。
そして「おはよう」と私に直接言ってきた。
(うわっダル…)
でも、ここでは役を演じているから丁寧に返さなければならない。
『おはようございます。太宰さん。
ちゃんと時間通り出社して偉いですね。』
太「君の言った通りに出社した訳だよ？」
(なんも言ってねぇーわ)
『偉いですね。 これからもぜひ続けて下さいね』
簡単にタンタンとそう言って、前を向いた。
…まだ途中なのだ。
直ぐに去らなきゃ変と思われるし、太宰さんはその事はちゃんと分かってるはず。
すると太宰さん私の耳元に近づいた。
太「…まぁ君のためならしてあげよう」
『んっ…!?!?』
とっさに耳を手で塞ぐと、太宰さんは満足そうにソファに寝転がった。
…なんなんだ
(ちょっかいか？)
不満に思いながらも、仕事を続けた。
いくつかまとめると書類を持って、資料室に向かった。
(一応、バックも持っていくか)
コートなどは置いておいて、バックを首にかけて立ち上がった。
そして書類を持っていると起き上がった太宰さんが近づいてきた。
(嫌な気がする…)
『…』
太「Aちゃん。半分持ってあげるよ？」
『…いえ、大丈夫です』
太「まぁまぁそう言わずに。女の子は素直に頼ってくれて構わないんだよ？」
なんて丸め込まれて(強引に)持ってくれた。
…マジでｯ…さぁ。
『(絡んでこないで！)
…仕事優先です。だから結構ですが…』
太「私の仕事は終わったから」
(嘘つけ)
そう話しているうちに資料室に付いてしまい、私たちは中に入った。
＿＿＿
＿＿
＿
ﾊﾞﾀﾝ…とドアを閉め、鍵をかけた。
『もう！
私は思わずそう言った。
カバンの蓋を開けて一応、殺す準備をした。
彼はｷｮﾄﾝ…としたが、すぐにニコっと笑った。
太「…だって、なかなか殺しに来ないから。」
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シグマ(プロフ) - 文ストさん» ありがとうございます！すごく頑張ってます、これからも楽しみながら無理せずやります！ (2022年11月18日 1時) (
レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
文スト - とっても面白いです！1日に2回ほど投稿してて凄いです！これからもがんばってください！ (2022年11月17日 18時) (レス) @page34 id: 7342f3c81f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - ザイさん» ありがとうございます！お気に召していただいてよかったです。 (2022年11月6日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ザイ(プロフ) - 面白いです！猫っぽいとか性癖に直接ぶっ刺さりました。 (2022年11月5日 23時) (レス) @page11 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 水彩さんさん» 水彩さん！えへへ、ありがとうございます！！ (2022年11月3日 14時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時：2022年11月3日 11時
