２：過去2 ページ2
私は目を覚ました。
体は縛られている…と言う事は無く、ベットの上で寝ていた。
『…』
体を起こすと、最初に声を掛けてきた男性が、パソコンの前で座っていた。
そして私を見て「おはようございます」と声を掛けてきた。
特に体に異常はない。
ただ、首元が腫れたように痛い。
…気絶した時、手刀を受けたのだろう。
「貴方が集めていたお金の残りは私が集めていておきました。」
男性はそう言って、黒いケースを私に渡してきた。
私は布団の上で開け、確認した。
…ちゃんとある。
私は盗聴器が無いか確認した。
「ないですよ、盗聴器やGPSなど」
『…』
「信頼はしなくていいですけどね」
私はケースを閉じた。
男性は目を丸くして「信頼してくれるんですか！」と驚いていた。
『何者ですか』
「！？」
私は声を出した。
すると、男性は目を見開けた。
「しゃ、喋れたんですね」
『…話すのが苦手、ですけど』
「声が思ったより綺麗で驚きました。」
男性は褒めてくれた。
私は目線を逸らして、ベットから降りた。
そして出入口と思われるところに向かった。
「帰るんですか？」
『…』
ガチャガチャ…
ドアノブを回しても、ドアは開かなかった。
私はふりかえった。
(この人と、閉じ込められた。)
「僕はフョードル・ドストエフスキーと言います」
『…』
ド「僕の組織に入りませんか？」
ふと私は此処に勧誘された。
断った。
私は、もう所属している。
『無理』
ド「何故ですか？」
『もう違うところに入っている』
ド「なんて言うところでしょうか？」
私は『gray』と答えた。
ドストさんは「んー」と声を出した。
ド「では、そこを滅ぼせば入ってくれますか？」
『…親に、お金、渡さなければならない…』
私はそう言った。
少しだけ、声が震えてしまった。
ド「…分かりました、お金は渡しましょう。入ってくれますか？」
『うん、いいよ』
そう言った後、１日したら私が入っていた組織はつぶれた。
そして私は鼠の一員になった。
(こわっ…その人達)
そう思った瞬間だった。。
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シグマ(プロフ) - 文ストさん» ありがとうございます！すごく頑張ってます、これからも楽しみながら無理せずやります！ (2022年11月18日 1時) (
レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
文スト - とっても面白いです！1日に2回ほど投稿してて凄いです！これからもがんばってください！ (2022年11月17日 18時) (レス) @page34 id: 7342f3c81f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - ザイさん» ありがとうございます！お気に召していただいてよかったです。 (2022年11月6日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ザイ(プロフ) - 面白いです！猫っぽいとか性癖に直接ぶっ刺さりました。 (2022年11月5日 23時) (レス) @page11 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 水彩さんさん» 水彩さん！えへへ、ありがとうございます！！ (2022年11月3日 14時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時：2022年11月3日 11時
