3話 ページ5
『そんなことをすれば、悪目立ちする。
それより友達になって裏手に回って操作する方がいい。』
Aさんはそう言った。
その言葉に国木田さんは反論しなかった。
…結果的に、信じてくれた?…
僕はAさんを見ると、Aさんは冷たく笑った。
そしてアドバイスしてくれた。
『そう簡単に信頼したら、グノーシアにやられるよ』
敦「そ、そうですよね…」
敦(た、確かに勝手に信頼していたけど…)
Aさんの言うとおりだ。
誰が、ぐのーしあか分からない。
操られてたら、終わりだっ。
太「そろそろ決めないと、やばいよー」
鏡「じゃぁ、多数決」
そして5人で話し合いが始まった。
…僕は良く分からないけど参加した。
敦(多数決…負けたら一体どうなるんだ?)
…負けたら駄目。
生き残らなくちゃ。
だって今までもそうやって…ん?
敦(僕…いまっ)
すると、国木田さんは僕を冷たい目で見た。
…ううぅ…
国「俺はやはり敦が怪しいと思う…俺達も同様だったのに敦だけ可笑しい」
太「うん。私もそう思うかな。」
2人はそう言って来た。
うっ…記憶が飛んだことは僕が一番知りたいのにっ…
僕は2人の目線を逸らした。
敦「ぼ、僕は違います!」
『私はさっき言った通り、敦を信じているよ』
敦(っAさん…本当に頼りになります)
心の中でお礼をして前を見た。
…此処で負けるわけには…行かない。
鏡「私は、太宰さんの様子がおかしいと思う」
太「んー、そっかぁ…」
敦「そ、そうですか?」
敦(疑うとか…苦手っ…)
なんだろう。
こんな疑心暗鬼は嫌なのに…。
太「国木田くーん…なんか怪しくなーい?」
鏡「…それは思う」
国「俺は違う」
国木田さんが攻められている。
ど、どうしよう。
何も出来ない…多数決がコッチに向いても嫌だ。
『太宰…何か隠してない?』
鏡「…それ思う」
太「さぁ?」
太宰さんは妖笑みに笑っていた。
…そして話し合いは終わった。
『次は、投票だ。此処でグノーシアを当てれば最悪な状況から回避出来る。』
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/m21/
作成日時:2021年1月13日 17時