31話 ページ33
今回、凍るのは鏡花ちゃんだ。
たった2票らしい。
敦(ハ、ハイレベル…)
そして、鏡花ちゃんは不満そうに凍った。
まぁ1日目は仕方ないだろう。
そして残り少ない時間で、Aさんの所によった。
ノックして、少しだけ待つとドアが開いた。
『やぁ、敦。ごめんね。丁度今、中にナオミが居るんだよ』
敦「ナオミさん…」
そう言って追い返された。
うぅ…少しだけループについて分かったことを話そうと思ったのに……
敦(ナオミさんのせいで、上手く話せない…)
僕はそんな気持ちを抱えながら眠った。
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ふと、ガサッ…と音がした。
なんだろう…?
そう思って体を起こして周りを見ると、部屋の中に人がいた。
敦「うわぁ!?」
谷「ひゃぁ!?」
谷崎さん…?
目を丸くすると、様子が可笑しいことに気づいた。
目が赤い。
この人…グノーシアだ。
敦(本物のエンジニアは、Aさん…)
すると目の前に居る谷崎さんは少しだけ、苦笑いしていた。
そして話しかけて来た。
谷「ご、ごめンね。僕がグノーシアなんだ」
敦「は、はい。目を見て分かります」
谷「そ、そうなンだ…」
谷崎さんは目線を逸らしていた。
…気まずい。
僕、消されちゃうのか。
まぁ、味方も作らず、敵も作らなくて何もしなかったからそりゃそうか。。
谷崎さんは近寄ってきて、僕の方に手を伸ばした。
谷「この、消したいと言う衝動からは…逃げられないンだ」
僕はグノーシアに触れられ、意識を飛ばした。
敦(本当に、僕は、狙われないように仕向けられてたのかな……Aさん。何か教えて欲しかったな。)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/m21/
作成日時:2021年1月13日 17時