異能力者捕食生体【文スト】×【グノーシア】 (ページ29)

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27話ページ29

『と、言う事で。やっちゃいました★』

Aさんは笑っていた。
僕は少しだけ不安だった。
…1回目で凍らされるのは、中々無いから。

敦「乱歩さん、怖いですね」

『今回は仕込まれちゃったからなぁ…まぁいいや。
グノーシアは乱歩率が高くなったし。頑張ってねぇー』

敦「えっ…真逆、それを調べる為？」

Aさんは、優しく微笑んだ。
乱歩さんは強敵。
ずっと、僕の仕事場(武装探偵社)に居る子だから。

…倒すのは、もっと技術が必要だと。

『これでも、ループは40回以上してんだけどね。悔しい…』
敦「よ、40…」

そして、Aさんは頭を撫でてくれた。

『また次も、仲良くしてね』

そう言って、凍った。
僕は「また次、会いましょうね」と声をかけて、離れた。

敦(乱歩さんが、グノーシア……ん？不味くないか？)

そう思いながら廊下を歩いていた。
すると、後ろから「みーつけた！」と明るい声が聞こえた。

思わず振り返ると、そこには乱歩が居た。

江「ちょっと、ついてきてくれるよね」ﾆｺｯ
敦「は、はい…」

何も言えない圧を受けて、僕は乱歩さんの後を着いて行った。

＿＿＿＿
＿＿
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そして、僕は展望室に入った。
乱歩さんは中心に立ち、僕を見た。

江「…狡い…」
敦「えっ？」

乱歩さんの顔を見ると、僕を見て怒っているように見えた。
…嫉妬のような感情が読み取れた。
眉を寄せて、ﾑｽｯ…と怒っていた。

敦(狡い？)

思わず首を傾げると、乱歩さんは近寄ってきて襟を掴んできた。

江「何、僕のAとイチャイチャしてる訳？
なんで君だけ狙われないか分かってる？ほっっとムカつく。無知嫌い。」

敦「え、え？……いやいや、イチャイチャなんか出来る訳＿＿は？」

僕が狙われない？

そんな事ない。
最初。
僕が記憶無かった時とか、狙われて焦った。

無知。
確かに僕は何も知らないけど…乱歩さんだって間違ってる。

江「君は、Aにまだ守ってもらってるんだよ。。」