23話 ページ25
『そう…』
Aさんは静かに認めた。
んん…もう一押しくらいしたいなぁ…
確実に冷凍にさせれば、行けるかも。
『私はね、ナオミが怪しいんだけど…』
太「そうだね。さっきから挙動不審だよ」
ナ「違いますわ!」
敦(今日は上手く情報が集まらない…)
そして、今日釣られたのは何故か谷崎さんになった。
ずっと黙ってて居る所をみんなに取り押さえられた。
僕は当然Aさんに入れた。
敦(…もしかして僕狙われるのでは!?)
皆の前で言ってしまったし、グノーシア側にエンジニアの事がバレてしまった。
…消しに来るかな。
どうしよう。
僕はソワソワしながら寝床についた。
…消されませんように。
そう願うしか無かった。
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敦「んっ…?」
目を覚ました。
慌てて体に触れると、生きている…?
目を丸くすると、ドアからノックが鳴った。
ドアを開けるとソコには鏡花ちゃんが居た。
鏡「おはよう。生きててよかった」
敦「うん!」
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『消されないとかあるんだね…知れなかった』
太「そうだねぇ」
ナ「でも、どうしてなんでしょうか?」
相談室に向かうと、もう既に3人が話し合っていた。
確かに、どうして誰も消されなかったのだろう。
すると鏡花ちゃんは「守護天使」と呟いていた。
鏡「きっと、守護天使がグノーシアが狙っている人を守ったんだと思う」
『へぇー、初めて知った。』
ナ「鏡花ちゃんが守護天使ですの?」
鏡「え?いや、そんな事は…聞いたことなあるだけで…」
鏡花ちゃんは目線を逸らしていた。
凄い。
守護天使はみんなのこと守れるのかな!
敦「凄い…守護天使はとっても優しい人だね」
鏡「っ…うん。そうだね」
僕は鏡花ちゃんと一緒に笑った。
『太宰ィ…やっぱりアッチいっとこぉー』ニヤニヤ
太「うんうん。ナオミちゃんもほらぁー」ニヤニヤ
ナ「ええ!後はごゆっくりしてくださいー」ニヤニヤ
敦「ヒッソリそんな事しなくていいです!!」
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/m21/
作成日時:2021年1月13日 17時