36話:お隣には中原さん ページ36
太「谷崎君…もしかしてナンパを撃退してくれたの?」
谷「は、はい。とても困っているように見えたので…」
ナ「とっても勇敢でしたわ!」
中「手前ェ、何処行ってたんだ?」
『誘拐されそうになった』
雄一郎「ゆ、誘拐……」
バタバタしていたが、とにかく収まった。
私はもう一度、2人にお礼を言って中原さんの後ろに付いて行った。
…仕事は終わった。
帰るだけ。
芥川さんの護衛が上手く行ったらしい。
そして、私達は車に入り、魔人と会ったことを話した。
中「魔人か…なんで須田を狙ったんだァ?」
雄一郎「知り合いですか?」
『いや、初対面だ。…聖女とか言ってたけど、私はそんなのじゃない』
中「……」
『まぁ、別に魔人なんてどうでもいいけど』
私はそう言って、大きな欠伸をした。
雄一郎が「寝ますか?」と聞いてきたので、私は方を借り目を瞑った。
…理由を考えたかった。
ただそれだけだ。
魔人との接触など、初めてだ。
起こす人は居なかった。
仮眠のつもりが何時の間にかグッスリ眠ってしまった。
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『ん?』
目を開けるともう朝になってしまっていた。
隣には、中原さんが寝ていた。
『……此処、何処?』
当たりを見渡すと、お洒落な部屋に私は居た。
隣には中原さん。
(嗚呼、此処は中原さんの家か。)
私は昨日のドレスを着たままだった。
だからお風呂には行かずにそのまま寝てしまったのだろう。
中原さんも昨日の姿のままだった。
『中原さん、起きて下さい。中原さん!』
中「んぁ?…あさ?」
中原さんは目を開けた。
そして私を見て、フリーズしていたが直ぐ思い出したらしい。
中「あ、手前ェな。家の鍵何処にあるんだよ…お陰で入れなかったから俺の家だ」
『鍵はありません。3年前、ゴミに捨ててしまってヘアピンで開けてます』
中「嗚呼、そうか_は?」
中原さんは驚いた目で、こちらを見ていたが、私はベットから降りた。
お風呂の場所を聞こうとしたが、着替えがない。
…帰るか。
『帰りますね。とっても寝やすいベットですね』
中「あ、あ…鍵くらい作れ」
『面倒臭い』
そして私は家に帰った。
中原さんは玄関までだが、見送ってくれてお風呂に向かうらしい。
一礼して、家に戻った。
路地裏を通って、ドレス姿を見られないようにして帰った。。
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シグマざん(プロフ) - 朱鷺さん» こちらこそ、ありがとうございます (12月17日 16時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - かっ、神作をありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!✨ (12月17日 16時) (レス) @page46 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます!( * + ◇ +*)ガンバッタゾ(` ≡ △ ≡’)ワーイ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やばいです毎回気持ち悪いぐらいニヤついて読んでますwwずっと応援シテマス(`≡△≡’)(なんかこの絵文字可愛くて気に入った) (2021年1月22日 23時) (レス) id: 877859fa3c (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます。なら、私はジャンプをしながら更新しましす(!?)お楽しみ下さい。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時:2020年12月15日 3時