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17話:お出かけ ページ17

〖あれ?中原さんは、今日、休みなんですか?〗

中【嗚呼、そうだぜ。
俺の所はちょっと休みが不安定なんだ。だから大丈夫だ】

〖へぇー、なら待っておきますね。次いでに欲しい物を考えておいて下さい〗

中【欲しいもの?
嗚呼、まだお返し〜とかほざいてんのかよ】

〖ほざいているのではありません。本気で思ってます。〗
中【あー、ハイハイ。とりあえず外出る準備しておけ】


とりあえず、そう来たので待った。
服にも着替えているし、お金もちゃんと入れた。

そして10分、すると中原さんはやってきた。
中原さんは車を持っていた。


(金持ちの車。……金持ちは本当だったのか。)


中「よし、出来てんな…行くぞ。」
『はい』


私は車にお邪魔して、乗せてもらった。
車の運転も出来る見たい…。

完璧な人だ…。



中「欲しいもの…だけどよぉ」
『はい。何がいいですか?』

中「…市販のものとかじゃなくて、須田が作ったクッキーが欲しいなァー」

『市販の物の方が美味しいですよ?』

中「…そのな、俺には親が居なくてな。
おふくろの味?ってのかあんま分かんねぇんだ。
だから知りてぇんだ」


中原さんはそう言った。
親が居なくて育ったのか……。
彼がここで嘘つく理由も無いし、少しだけ声が震えている事からそんなことは無いだろう。


『おふくろの味…か……その味になるか、分かんないです』
中「んじゃなくても、須田が作ったクッキーでいいんだ。…ダメか?」

『いえ、そんな物なら、何時でも作れてしまうので……』


(私しか得をしていない気が……)


私はそう思うのに、中原さんはニカッと笑い「ありがとな」と言った。
どうして感謝をするのか…私には理解が出来ない。
元々、面倒臭いことが嫌いな私なんかに理解出来るわけないか…


『!』


ふと、中原さんが私の手に触れた。
ちょーど肘掛けの所が一緒で、触れてしまった。


(あ、取りすぎたか。)


退かそうとすると、ギュッと手を握ってきていた。
思わず中原さんを見ると中原さんは前を見て、居た。


『ど、退かして…』
中「なんの事だァ?」

『手』

中「別にいいじゃねぇか。……俺に触れられるのが嫌か?」


(あっ…ズルッ)


なんて答えれば誤解されないだろうか……

18話:カツアゲ…じゃなかった。→←16話:お友達



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設定タグ:文スト , 愛され , 浮気   
作品ジャンル:恋愛
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シグマざん(プロフ) - 朱鷺さん» こちらこそ、ありがとうございます (12月17日 16時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - かっ、神作をありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!✨ (12月17日 16時) (レス) @page46 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます!( * + ◇ +*)ガンバッタゾ(` ≡ △ ≡’)ワーイ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やばいです毎回気持ち悪いぐらいニヤついて読んでますwwずっと応援シテマス(`≡△≡’)(なんかこの絵文字可愛くて気に入った) (2021年1月22日 23時) (レス) id: 877859fa3c (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます。なら、私はジャンプをしながら更新しましす(!?)お楽しみ下さい。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/  
作成日時:2020年12月15日 3時

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