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話が終わり、食事会用のキチンとした服に着替えた。
そしてドアの外に出て、芥川に寄った。


「乗れ」


目の前には車があり乗り込んだ。
後に芥川も乗ってきて、遊撃隊の人も何人か他の車に乗って付いてきた。


『私、外回りは苦手だから頼んだ。』

「承知している。
そんなことよりソッチの仕事は終わったようだな」

『…なんだ、分かってたじゃん』

「終わったところ申し訳ないな」

『良いんだよ。別に……それで? 今からは殺しするの?』
「…詰まらなかったら僕が殺す」

『りょーかい』

___
__
_


場所に着くと私達が先におりて、黒服数人が私達を守るように前に居たり後に居たりした。

中に入ると取引先の男性2人が居て、私を見て目を丸くしていた。
すると男性2人は立ち上がり私達の方を見て挨拶してきた。
名前と事業名。


「芥川だ」
『須田Aです。今夜はよろしくね』


ふんわりと貼り付けた笑みを作って席についた。
ウェイターが私と芥川にグラスを置いてくれて、目が会うとお互い軽く頭を下げた。

私が食事に1口付けると向こうが提案を示してきた。


(お店のお肉…美味い)


基本的にどこの店を食べても美味しいのだが、治がマフィアに居た時は”まずい”と言うから何が違うのか私には分からない。
舌が馬鹿なのだ。

…芥川の反応を見るとココはイマイチなのたろうなぁ。


「__っと言うことでどうでしょう?」


彼は話終わり、コチラに話を振った。
芥川は何も飲まず食わずで黙って考えているようだ。

…うーん…イマイチ取引にピンと来ないぞ?

まずお互いにとても有意義な利益が生まれることも無い。
なぜそんな微妙なんだ。


「却下だ。」
『!』

「もっとマシな提案を持ってこい。以上だ」


(そんな切り捨てていいものなのか…)


マフィアは実力主義。

私は書類仕事など、部屋の中ですることが良かった為、立場が真ん中まで来れた。
芥川は逆で、殺しが優秀な為ここまで来れている。


(…私は取引に向いてないなぁ。。)

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シグマ(プロフ) - 黒川かぐやさん» うふふふ、嬉しいです!ありがとうございます!まじ共依存しか勝たん★ (8月27日 20時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - あの、好きです……えっと、その👉👈ほんとにこの関係が好きで、この作品沼すぎて、何回も見直しちゃってるくらいです……共依存しか勝たん🥺👊 (8月27日 18時) (レス) id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 橘スミレさん» ふふふ、ありがとうございます! (8月27日 3時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
橘スミレ(プロフ) - これぞ共依存ですね。最高です。 (8月27日 0時) (レス) @page44 id: 4832f2335e (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 眠いちゃんさん» おおっ、いいところに気づくねぇ!(ありがとうございます!) (5月13日 19時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2022年10月23日 19時

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