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1時間ほどして。
お風呂からあがると、少し落ち着けたし、疲れも取れた。
自分の服に着替え直して、ドレスは捨てた。
(さて、治にもう一度電話を…)
そう思ってケータイを見るとまだ電話のコールが続いていた。
手に取って耳におくと、声が聞こえた。
【今から迎えに行くから待ってて。切ったら…分かってるね】
『う、うん…分かった…』
(げ、激おこだｯ)
思わず顔を引き攣らせた。
何するんだろう？
(…こんなに怒ったことは久しぶりだし怖いなぁ)
なんて思いつつ、治が来てくれる事が少しだけ嬉しかった。
お茶の用意とエアコンをしっかりいい温度にして、待った。
『治、怒ってるの？』
【…】
『ねぇ、治…』
声をかけたけれど、歩いている音と外の音だけ聞こえて返事はなかった。
＿＿＿
＿＿
＿
しばらく待っていると、ｺﾝｺﾝ…とドアからノック音がした。
『はーい』と声をかけるとドアが開いた。
『治！』
「やぁ、A」
そう言って治はニコニコしていた。
ドアの鍵をガチャンと閉めていて、私は通話している電話を切った。
すると治は真っ直ぐ私に向けて歩いてきていた。
『治、実はね、私「誰に触れられたの？」……』
私の言葉に被せるようにそう言ってきた。
すると右の手首を掴まれて、ニコッ…と治は笑った。
…自然と冷や汗が垂れた。
『えぇっと…』
(やっばぁ)
治と目線を合わせているけれど、動かせない。
動かしたら殺されそうでヒヤヒヤする。
それに、怖い。
「うふふ、どうしたんだい？
こんなに震えて…。それで？続きは？」
優しく言葉で言ってくれるが、怒っているのが凄くわかる。
嘘なんかつく気は無いのに、上手く喋れない。
『と、取引先の男に』
「男に？」
『……』
「…」
『触られ、ました』
そう言い切ると共に激しい息切れが起こった。
…上手く息が出来なくて、さっきまで息を止めてたんだ。
酸欠で目の前が少しチカチカすると、治の手が頭に置かれた。。
『！』
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シグマ(プロフ) - 黒川かぐやさん» うふふふ、嬉しいです！ありがとうございます！まじ共依存しか勝たん★ (8月27日 20時) (
レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
黒川かぐや(プロフ) - あの、好きです……えっと、その👉👈ほんとにこの関係が好きで、この作品沼すぎて、何回も見直しちゃってるくらいです……共依存しか勝たん🥺👊 (8月27日 18時) (レス) id: 5ae6456499 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 橘スミレさん» ふふふ、ありがとうございます！ (8月27日 3時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
橘スミレ(プロフ) - これぞ共依存ですね。最高です。 (8月27日 0時) (レス) @page44 id: 4832f2335e (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 眠いちゃんさん» おおっ、いいところに気づくねぇ！(ありがとうございます！) (5月13日 19時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年10月23日 19時
