14-5 ページ6
(と、とにかく落ち着こう…)
えっと_何がしたかったんだっけ?
私は考えることが゙大嫌い゙。
思ったことをすぐ行動にした方が楽だし、やる気がある時にしなきゃ上手くいかないことを知ってるから。
(あ、Aが変わった理由…)
敵キャラとあって、私もなにか変わるかもなんて、思って。
でも、今の拒否反応を見たら行くべきじゃない。
私は敵がやっぱり…大嫌い。
(気持ち悪いよぉッ、おねが、たすけ_)
『あのさぁ…何してるの?』
「!?」
【【!】】
ふと、安心する聞きなれた声がした。
バッ!と振り返ると王室のドアに手をかけていて、こちらを見て不思議そうにしたAが居た。
(ああ、Aだ…)
どこか安心してその場で座り込むと、Aがやって来て起き上がらせてくれた。
『大丈夫そ?』
「な、なんとか!」
(来てくれたおかげで!)
Aの言葉のおかげで心のどこか明るくなった。
…そっか。
私…Aが変わってしまって少し焦ってたんだ。
私も変わらなきゃ!
なんて無理やり思ってた……けど、Aは全然変わってない!
確かに少しは変わってるところもあるかもしれないけれど、私の救いはAと言うところは何も変わらない。
(やっぱり、私は隣にAが居なきゃ弱い…)
たくさん考えてくれるAを隣にしたら、私達は最強だ!
そう、くすっ…と心の中で微笑むとAはマホロア達を見てため息をついていた。
『…あまり友達Aを責めないで貰えます?』
【待つのサ!濡れ衣なのサ!】
『はぁ…どうなの?』
そう言って私に話を降ってきた。
Aは呆れてるみたいで、【子供と子供の喧嘩】を見ているみたいだと言ってるように見えた。
(……ふふふっ)
「そうなの〜!!
マホロアとマルクが、私をいじめた〜!」
(なんて嘘だけど☆)
『……はいはい。嘘はダメ』
ギクゥゥ…
「バレた?」
『変わらずだね。わかりやすい。』
14人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シグマ(プロフ) - ぽむぽむさん» ありがとうございます! (2022年10月23日 11時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむ - すごい面白いですね!! (2022年10月23日 8時) (レス) @page13 id: 70d6eb4085 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2022年6月29日 8時