トリップした友の手紙が回ってきたので…私2【星のカービィ】 (ページ4)

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そこに現れたのは小さな姿の子供だった。
人魚の子なのか足がくっ付いていて、2等身の可愛い女の子。
頭にリボンをつけて、目の奥にはハートの印がついていた。

(こんなの…カービィじゃない…)

ちゃんと3等身以内は守っているけれど、こんなキャラいない。
＿動揺していると、デデデは目をハートにして「可愛いぞい！！」と一目惚れしたようだ。

【ソイツは魅惑ノ能力ヲもっていてどんなヤツもすきに出来るヨ】
「なっ…」

(デデデ…Aを本気で落とすつもりだ。)

するとデデデは「よぉーし、待っておれ〜！行くぞ！魔獣！」と行って私の方＿ドアのほうにやってきた。
私は近くにあったデデデの置き物に隠れて、やり過ごすことにした。

「Aー！どこぞーい！」
「どこ行くんでゲスー！？」
「きゃ〜、恋の味がするぅ〜！」

「……」

特徴的な3人がドバドバっーっと出ていき、王座はもぬけの殻。
私がデデデの部屋に行くと、デリバリーシステムが片付けられていて、上の画面が着いていた。

…まるで私が来ることが分かっていたかのようだ。

【ヤット、来タ】
「……」

【さっきからズット見てたみたいだけど、なんノ用？】

そう言ってマホロアはニコッと笑っていた。
嘘くさい笑み。

(……敵…絶対に味方にはなれない。)

でも、助けたいってすごく不思議だな。

「昨日はAがお世話になったみたいだね」
【………だから？ボクは手ヲ出してないカラネ？】

「私も、連れて行って」

【は＿】

私はマホロアの画面に手を伸ばした。
彼には触れられない。

けど、体が気持ちに答えるようにすぐに動いた。

【ダメに決まってるのサ】
「！？」

【あ、マルク】

画面内からマルクの声が聞こえると、姿を表した。
ヘラッと笑っていて、入れてくれないみたい。

(マ、マルク…サとヨ…)

心の中でハラハラとしていると【言い争いしてるのネ？】と聞きなれない声が聞こえた。
その時、ブチッ…と何かが切れた。

「ｶﾞｯ」
【【【？？】】】