トリップした友の手紙が回ってきたので…私2【星のカービィ】 (ページ12)

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(…Aが動かないならいっそ…)

「……」

何もせずに座り込むと、ふとなにかが降りて来た。
青い体に黄色い光った剣。

「！」

ｽﾊﾟｯﾝ_

「っ、何をしてるっ！友達A！」
「メタナイト…」

魔獣の銃弾をメタナイト卿は斬り、私たちの前に立った。
そして振り返っては「怪我はないか？」とすぐに心配してくれた。

「…してない。」

「そうか。ならいい。
とにかく敵に背を向けるな、戦闘での鉄則だ」

そう言って手を差し伸べてくれた。
彼の真剣な目が私に向いていてﾞしっかりしろﾞと言いたげな目だった。

(でも、Aが動かないから…)

手を取らずにいると、メタナイト卿に無理やり手を取られて、起き上がらせられた。

ｸﾞｲｯ…

「！？」
「…する気がなくてもいい。とにかく立っててくれ。」

彼はそう言って剣を構えて私の前に立った。
そしてコソッと「Aを連れてウィスピーウッズの森に行ってくれ」と私に伝えてきた。

(ウィスピーウッズの森…？)

急なことで戸惑っていると「メタナイト！邪魔するでないゾイ！」とデデデが怒っている声がした。
その声に反応したメタナイト卿はデデデの方を向くと不満そうな顔をしていた。

「陛下…その行為は王がすることではないと思いますが？」

「むむむ、黙っておれ！
Aを返してもらうゾイ！」

「その言い分。まさか、私がAを奪っていると？
滅相も無い…
ただよからぬ魔獣から守っているだけだ」

そう言って魔獣を睨んでいた。
魔獣は余裕そうな笑みを浮かべて「あらあらぁ」とﾞまた赤い目ﾞでメタナイト卿を見ていた。

(あれ…？)

さっきは青い目だったような…？
メタナイト卿が来る前の目は青色だったはず…。

「ぐっ…」
「！？」

ふと、メタナイト卿はふらついたようで辛そうに頭を抑えていた。
「なんだこれはっ…」と何かにやられているようで荒く息をしていた。。

(…メタナイト卿もﾞなにかﾞにかかってる…？)