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48、名前 ページ49
真咲視点
いっぱい話して、いっぱい笑ってる。
それは俺や風男塾だけじゃない。
咲子たちに、鴻上さんも。
やっと打ち解けることができた気がして
本当に嬉しい。
この幸せを噛み締めている。
確かに幸せだ。
だけど、やっぱり、彼女のことが、
鴻上さんのことが好きだ。
どうしても今の関係だけじゃ満足できない。
だから…
姫｢紅竜真咲さん、どうしたんですか？｣
真咲｢…そのフルネーム呼び、やめない？｣
姫｢じゃあ…紅竜先輩…？｣
真咲｢真咲。｣
姫｢え？｣
真咲｢真咲って呼んでよ。翼。｣
姫｢…/////｣
サラッと名前で呼ばれるとドキッとするだろ？
姫｢じゃあ、真咲…先輩…？｣
真咲｢真咲。先輩とかいらないから。｣
姫｢…じゃ、じゃあ…真咲、くん。｣
真咲｢まぁ良いでしょう。笑｣
健水｢なんやねん、その言い方。笑｣
って、これも笑い話になってるけど
この調子で少しずつ距離を縮めていく。
焦らず、ゆっくり、彼女に合わせて。
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