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26、着信音 ページ27
絵美視点
なんだかんだ理由をつけて
長居をしている風男塾。笑
翼ちゃんと仲良くなるには
どれだけ長く一緒にいるかが
結構、重要だったりするしね。
その証拠に翼ちゃんも満更でもないし。
本当にツンデレなんだから。可愛いなぁ( *˙˙*)笑
ﾋﾟﾛﾛﾝﾘﾝﾘﾝ…♪ﾋﾟﾛﾛﾝﾘﾝ…♪
この、着信音は…
爽太郎｢あ、マナーモードにするの忘れてた。笑｣
大弥｢授業中に鳴らなくて良かったね。笑｣
宙｢…鴻上さん？｣
一気に青ざめた翼ちゃんに気づいて
全員の視線が翼ちゃんに集まる。
愛｢翼、部屋に戻ろう。｣
ｺｸﾝ…と頷いたけど動けそうにない翼ちゃん。
そんな翼ちゃんを軽々と咲子が抱き上げて
翼ちゃんの部屋へ連れて行った。
咲子の手際の良さは本当にイケメン。
って、そんなこと思ってる場合じゃない。
亜弥｢いつもの持って行きますね。｣
絵美｢うん。お願い。｣
大したことないと良いけど、それは難しいよね…
怜｢…悪いけど、また翼と関わりたいなら
今の着信音は変えた方が良い。｣
少し強めに怜さんが言った。
風男塾の皆が慌ててスマホの着信音をチェックする。
これで、もう、同じことにはならないと思う…
咲子がいてくれたことが唯一の救いかな…
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