検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:98,536 hit

19話:反転術式 ページ20

乙骨くんと狗巻くんが任務から帰ってきた。



乙骨くんは頭から血を流している。
うわぁ痛そう‥。



『乙骨くん!?大丈夫?』



私は乙骨くんの方に駆け寄りながら言った。

早く治療しないと。



乙「Aさん!全然平気だよ。
  僕よりも狗巻くんの治療を先にして
  欲しいんだ!」


棘「おかか!」


乙「え!?狗巻くんだって怪我してるじゃないか!」


棘「おかか!」



乙骨くんと狗巻くんが言い争いを始めてしまった。
えぇぇぇ、どうすれば良いの(泣)



『えーっと‥2人とも傷を見せてもらっても
 良いかな?』



私は、いまだに言い争いをしている2人に
提案してみた。

2人は、渋々言い争いをやめ私のところに来た。

そして、乙骨くんと狗巻くんの傷の具合を確認する。



『乙骨くんの方が先に治療した方が良いかもね。
 頭から血が出てるし、今すぐ止めた方が良い。』



私は乙骨くんに言いながら反転術式で治療をする。

乙骨くんは、不満そうな顔で私の方を見た。

その顔は、まるで5歳の子供みたいだ。



『そんな顔しないでよ、乙骨くん。
 狗巻くんより、君の方が重傷だよ。
 自分のことも大切にしなくちゃダメだよ。』



私は、少し笑いながら言った。

親戚のチビ達の面倒を見ている気分だ。



乙骨くんは私の言葉を聞き、少し考えていた。
その間に私は、治療を終わらせた。



『乙骨くん、お疲れ様。
 終わったから、寮に戻って良いよ。』


乙「Aさん、反転術式している所
  見てても良い?」



私は、すこし驚いた。
急にどうしたんだろう?



『え?良いけど‥。
 そんなに楽しくないと思うよ?』


乙「うん、それでも良いんだ。」


『わかった。
 狗巻くん、治療始めても良い?』


棘「しゃけ。」



私が狗巻くんの治療をしている時、乙骨くんは
私の横で、興味津々で見ていた。



『はい、狗巻くんお疲れ様!
 一応喉も治しておいたからね!
 着替えて、みんなで夕飯食べよ?』


棘「しゃけ!」



狗巻くんはそう言うと、寮へ戻って行った。



乙「ありがとう、Aさん。
  反転術式の治療見せてくれて。」



『いえいえ!なんで急に言ったの?』



私は不思議に思って乙骨くんに聞いてみた。



乙「今日狗巻くんと任務に行って思ったんだ。
  僕も反転術式が出来たらいいなって。」



乙骨くんが照れながら言った。



『そっか‥。じゃあ今度教えてあげるよ。』


乙「本当!?よろしくお願いします!」

20話:里香ちゃんと私→←18話:幼少期



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きのこの森 | 作成日時:2020年5月5日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。