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17話:決心 ページ18

(ここからしばらくオリジナルに
 なります。ご了承ください。)



乙骨くんと狗巻くんが任務に行った後‥。



真「さぁて、Aの鍛錬するかぁ。」


『(ギクッ)う、うん‥。』



真希ちゃんが楽しそうに私を見て言った。
その図はまさに蛇に睨まれたカエルだ。



五「A、頑張りなよ。
  じゃあ僕は用があるから。」



五条先生は私達に手を振り、行ってしまった。
もう少し一緒にいたかったな‥。



『真希ちゃん、私弱いよ?』



私は不安になり真希ちゃんに言った。



真「あ?んなこと知ってるわ。にしても珍しいな。
 Aが鍛錬付き合ってほしいって言うの。」


『‥そうだね。でも私自分も戦えるように
 なりたいんだ。そのためにはまず
 鍛錬かなと思って‥。』



真希ちゃんの言う通り、私は普段鍛錬に参加しない。
いつもなら反転術式の鍛錬として皆の怪我を
治している。



でももし、私が戦えるようになったら_。
被害者の人をすぐに治療できるようになる。
戦闘の足手まといにならなくなるかもしれない。



私はたくさんの人を助けたいから__。



真「ふーん。良いじゃねぇか。
  そのかわり手加減しねぇから。」


真希ちゃんが驚いた顔をした後
ニヤッとして言った。


『うん!お願いします!!』



_______________



『もっ、もう限界ぃぃぃ‥。』



足がガクガクする。もう立っているのも限界だ。
息が上がり過ぎて、うまく息が吸えない。



真「おい大丈夫か?少し休憩するか。
  反転術式、自分に使ったらどうだ?」



真希ちゃんが心配そうに言った。
あ、その手があったか!



私は。すぐに自分に反転呪術の治療をした。
すると足の振るえが収まり、息も元に戻った。



『ふぅ、初めて自分に反転術式使ったよ。
 意外といけるかもしれない‥。』



これを戦闘中も上手く使えば__。
そんなことを考えていると真希ちゃんとパンダくんが、口をポカンと開けたまま私を見ていた。



『どうしたの?2人とも‥。
 なんか変なこと言ったかな?』


パ真「「A/オマエ、反転術式自分に使ったことがないぃ!?」」



パンダくんと真希ちゃんが大声でハモった。
び、びっくりした‥。



『う、うん‥。。
 小さい頃は今より体が弱くて使うなって言われて
 たんだ。』


真「なるほどな‥。確かに昔は体調を
  崩しがちだったな。」



真希ちゃんが納得したように頷いた。

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作者名:きのこの森 | 作成日時:2020年5月5日 10時

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