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40、愛side ページ40

愛「呼び出したって事は返事?」

有栞「…はい。」

そう言ったものの次の言葉が出てこないみたいで
さっきから立ったり座ったり歩いてみたり。

何してるの、この子。笑

有栞「愛さん。」

愛「んー?」

有栞「私、健水くんに会ってから告白されてから
おかしくなっちゃったんです。
何をしてても愛さんのことを考えちゃうし
少しの時間でも、ほんの少しの時間でも
愛さんと一緒にいたいと思うんです。
独り占めしたいって思ってしまうんです。」

愛「それって…」

有栞「私は愛さんが好きなんです。
愛さんのことがどうしようもなく好きなんです。」

言い切ると有栞は泣きだした。

そんな彼女を、愛おしい彼女を
ぎゅっと強く、強く抱きしめた。

有栞「不安なんです。私で良いのかなって、
愛栞がいるのに迷惑にならないかなって…」

愛「私は有栞がええねん。好きやねん。
誰にも手放したくない。有栞も愛栞ちゃんも。
必ず幸せにする。」

有栞「愛さん…」

愛「愛って呼んで?有栞。」

有栞「愛…大好きです…」

愛「…私は有栞を愛してるよ。」


誰もいない公園で女の子二人。

二人の手がぎゅっと強く繋がれて。

少しずつ顔が近くなる。

そして、街灯でできた影がゆっくり重なった。

天の川の下で。



君がもし笑うなら
それだけでいい
僕は君を愛しているよ


fin.

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黒月夜天(プロフ) - 空井 奏音さん» はーい (2020年12月26日 21時) (レス) id: 6e08830eeb (このIDを非表示/違反報告)
空井 奏音(プロフ) - 黒月夜天さん» 申し訳ないんですが…お手数ですがリプを送っていただけると有難いです…(^ω^;);););) (2020年12月26日 21時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
空井 奏音(プロフ) - 黒月夜天さん» お迎えにあがりますね。笑 (2020年12月26日 21時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜天(プロフ) - 空井 奏音さん» しましたよ〜? (2020年12月26日 21時) (レス) id: 6e08830eeb (このIDを非表示/違反報告)
空井 奏音(プロフ) - 黒月夜天さん» 間違っていたら申し訳ないんですが、もしかしてフォローしてくださいましたか? (2020年12月26日 20時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空井 奏音 | 作成日時:2018年6月13日 17時

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