君が好き 【吉沢亮】

9話 ページ11

吉沢亮サイド
亮「んっ、、、」




目を開ける



久しぶりにぐっすり寝たのか少し頭痛が軽くなっていた



でもまだ苦しいな〜と思いながら、、、







亮 「、、、、ここどこだ！？」




「わっ！」




隣で誰かが声をあげた





そっちを向くと、、、





あっ可愛い





って誰だ！？





ガバッと起き上がると





「あっまだ寝てたほうが良いですよ。
熱ひどいし。 大丈夫ですか？
覚えてます？ここコンビニなんですけど。
駐車場の隅で倒れてて休憩室に運びました。」





あっそうだ




俺急に視界が回って、、、





お礼言わなきゃ





亮「ありがとうございます。」







あれ？




その手に持ってるの、、、




え、、、？




顔を触る、、、無い



亮「あっ！マスクとサングラス！！」






「あっ！すいません！寝るのに邪魔かと思って！」




どうぞと渡されてきたマスクとサングラス



バレた？



「えっと、、、吉沢亮さん、、、ですよね？」



やっぱりバレてるよなぁ





亮「あぁ、、、えっと、、、はい。」



やっぱりと呟いた前の子






え？




それだけ？





もっと反応あるもんじゃ無いの？





亮「えっと、、、もう帰りますね、、、」






「えっ大丈夫なんですか？
さっきまで苦しそうにしてましたよ？
まだ寝てた方が、、、」

.


.


.


.


.


.


.


.





なんで、、、







この子はわかるんだ、、、







「えぇ〜次の店、亮さんも行きましょうよ〜。」






あんな奴らは全く気づかなかったのに、、、






なんで君は、、、






ポロッ




気付いたら涙が出てて、、、




「えっ！？あっ大丈夫ですか！？
まだどっか痛みます！？
えっと頭痛薬とかならありますよ！？」




そう言って薬を持って近づく君




ギュ





「へっ？ちょっどうしたんですか？////」





抱きしめたくなった






嬉しかった




たった少しの会話なのに、、、




たった少しの時間だったのに、、、




俺のこと分かってくれて、、、






嬉しかったんだ、、、





亮「ありがとう、、、、」






「、、、、、はい、、、、、」



.



.



.



.



.



.



.



.







たったこれだけ






たったこれだけで






君は、、、







いとも簡単に、、、







俺の気持ちを奪ったんだ、、、、、

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