放課後、理科室で

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やっぱり、先生が好きだな


今日、思い知ったよ


だから、他に好きな人がいるのに
こんな中途半端な気持ちで知念くんとは付き合えないなって、改めて思った


気まずくなってしまうかもしれない…
だけど、良い返事もできない…


それなら、早く伝えなきゃ




そう思い立つと、ホームルームが終わった後、知念くんに声をかけた



A「この前の返事、したくて
図書室の前で待ってるね」







ドキドキしながら待っている間、知念くんの表情を想像したら、悲しくなった


でも、今のままで付き合ったら、誰も幸せにはなれないよ


そう、自分に言い聞かせていた







知念「ごめん、待った？」



人の気配がしなくて、突然に現れたからめちゃくちゃ驚いてしまって


A「ううん、急にごめんね



えっと…、、」



どうやって切り出すか分からなくなって口ごもると、知念くんが言った









知念「この前の返事なんでしょ？それで？」









A「…ごめんなさい。









今、好きな人がいて…









だから、知念くんとは付き合えないの。本当、ごめんなさい。」








目を合わせられなくて、頭を下げると
知念くんがフッと笑った気がした








知念「やっぱりダメかー、分かった

ありがとう」




A「…」





知念「気まずくなるのも嫌だから、今まで通り友達としてよろしくね」



そう言ってくれたから、少し気持ちが軽くなって
知念くんの優しさに気付いて、ちょっとウルっときた




A「ありがとう」



知念「おい、泣くなよー」




優しさが心に沁みた

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