甘い誘惑2 〜R.Y〜 完結

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コンコンコン



ドアを叩く音で目が覚めた



開けると涼介が立っていて






涼介「A〜」



そう言って、勢いよく私の胸に飛び込んで来た

目が無くなっちゃう笑顔を見せて
本当に嬉しそうで
胸がキュンとなった



自分が壊したものを想って胸が痛かったけど
それがふわりと溶けていくみたい




A「ありがとう、涼介がいてくれて良かった」



涼介「何言ってんの？」



優しくそう言って、頭を撫でてくれた
そして、また抱きしめると耳元で言った




涼介「ねえ、早く一緒に住みたいよ

朝起きたら隣で寝ててほしい」



A「うん、私も」






見つめあって笑う

同じ事、思っていたことが嬉しくて
早く一緒に住みたい
すぐにでも行動に移したくなった



涼介が、おもむろにカバンから紙を取り出して
見ると、家の間取りが書いてある紙だった



涼介「日曜に、不動産屋行ってきちゃった

…早すぎかな？」



少し照れくさそうに頭をかく

私は嬉しくて嬉しくて、言葉が出なくて…






涼介「え？Aは一緒に住みたくないの？」



子犬のような目を向けるから

次は私が頭を撫でた



A「そんなことないよ、嬉しすぎただけ」





色々な顔を見せてくれる涼介が
可愛いくて可愛くて、たまらなかった





涼介「やっと俺のものになった」




無邪気にそう言うと
グッと引き寄せてキスをした

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