素能玉雪の名付けの親達のたんぺんしゅー 3

俺だけに だてこじ ページ22

じーこ→学生
舘さん→先生

ー
向井side


佐久間「おぉ〜！！康二また1位じゃん！」

向井「ほんまや！良かった〜」

佐久間「ほぼ満点なんでしょ？勉強教えて欲しいわ〜」

向井「俺教えんの下手くそやからな〜」

佐久間「まぁ、阿部ちゃんが教えてくれるけど(笑」

向井「それはそうやな(笑」


いつもテストではトップの俺。

絶対にほぼ満点なんや。


なんで“ほぼ”かって？


俺は仲良い友達にも

家族にも誰にも言ってない秘密があるんや。


それは


モブ「向井っ、きもちいよっ、」

向井「○○先生っ、」


そう、体と引き換えに

テストの問題と答えをもらっているという事。


モブ女子「○△先生！」

渡辺「おぉ、どうした？」


あそこのイケメンな先生やって、


ラウ「ほんとに深澤先生面白いよね(笑」

深澤「ほんと？(笑」


あそこにいる優しくて面白い先生やって、

皆俺と体の関係があるんや。


やけど、1人だけ俺と繋がってくれへん先生がおんねん。


それが“ほぼ”の理由。


テストの答えがあるってことはほんまやったら満点なはずやろ？


やけど俺が満点取られへんのは

その先生が理由。


宮舘先生って言うんやけどさ、

優しくて、かっこよくて、料理もできるし運動神経もええし。

校内で1番くらい人気の先生。


俺が話を持ちかけた時

唯一断られて

この事を広められるって思ったのに。


半年たった今でも俺がそういう事をしてるって事は誰にもバレてない。


ほんまに宮舘先生の事が分からへん。


生徒に1番近いようで

1番遠くて、謎が多いんや。


〜
宮舘「向井、今日の放課後、3階の空き教室に来てね」


謎が解けないまま時間だけがすぎていった。


そんなある日、

俺は宮舘先生に呼び出された。


“放課後”“空き教室”


その単語だけで何か女子が騒いでるけど

俺はそれどころじゃなかった。


なに？

あの事をバラさせるん？

それとも繋がるん？

それかなんか悪い事したっけ？

いや、表ではいい子を“演じてた”

優等生で、問題なんて一切起こさない。

それで友達が多い。


なんでが募る。


やっぱり時間は待ってくれなくて

あっという間に放課後。


別のクラスの佐久間くんに


向井「ごめん！佐久間くん。今日、一緒に帰られへんわ〜」


そう伝え空き教室に向かう。

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