せぶちの女神ちゃん

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いよいよ本番。

ステージに上がると、この前とは比にならないくらい沢山のお客さんがいた。



「集まって頂いたからにはそれなりの、それ以上のステージをお見せするので最後まで是非見て行ってください！」



緊張はするけど程よい程度で、それよりもステージが楽しみという気持ちのほうが大きかった。

最初がパフォチで、練習してきたことはすべてやりきれたと思う。

リラックスして、楽しんでできたステージだった。お客さんの反応もそこそこ。

特別審査員のジェシーさんの笑顔がチラッと見えたときはすごく嬉しかった。


ボカチのステージは、いつものがやがやしているボカチを封印して素敵なバラードを歌っていて凄く胸が暖かくなったし、


ヒポチは柔らかい曲からのゴリゴリのラップでかっこよかったしお客さんを巻き込んだ演出に流石だなって思った。



審査員の評価、1位はウリパフォーマンスチームだったけど、お客さんの評価は3位。

1位は結局ヒップホップチームだった。



「「「お疲れ様でしたー！！」」」



審査員のみなさんが退室したあと、次のミッションが発表される。



SG「下記の曲で大衆の心を掴め…だって」

「心を掴まないといけない大衆がこんなにもいるんですか…笑」

SC「どこでやるんですか？」

PD「教えられません」

「…老人ホームとか？」

「「笑笑」」



そして気合を入れて、また明日から練習。

準備さえすればきっと上手く行くはず。

絶対にデビューするからな。

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