せぶちの女神ちゃん

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ー SC SIDE ー



中間チェックも終わって最終準備も完了、あとは仕上げに入る。

明日がいよいよ本番で、朝の宿舎にはぴりぴりとした緊張感が漂っていた。

俺らのチームは仕上げも終盤で、3人で余裕ぶっこいてご飯食べてるけど笑、まぁ1位は俺らでしょ。



JH「クプスや！！！！今すぐ車出して！！！早く！！！」



ご飯を口に入れたところで、ただならぬ雰囲気でハニがドアを乱暴に開けて入ってきた。



SC「びっくりした…え、なに？どした？」

DN「何かあったの？」

JH「Aが………」



続く言葉に、耳を疑った。頭が真っ白になった。


Aが………………









倒れたって？









WZ「嘘、嘘でしょヒョン？俺らを焦らせるために…」

JH「ガチだって！今救急車呼んで、へリムヌナと一緒にAが乗ってった。ジス呼んで、とりあえず俺らで行こうってなったけど、マネヒョンとPDニムがなんか研修でスタジオ行ってるらしくて、クプスに車出してもらえって」

DN「地下だし閉め切ってたからサイレンも聞こえなかったんですね……」



心臓が嫌な音を立てて爆音で鳴っている。



WZ「ヒョン！！！！行かなきゃ！！！！」



ジフナのその言葉で、無意識に俺は立ち上がり受付にキーを借りに行こうと足が動いた。



JH「ジフナはみんなに伝えて落ち着かせて。スニョアとウォヌも今やってるけど、お前らが焦ったら皆焦るからな。Aはきっと大丈夫だから、お前らよろしくな」



後ろでハニのそんな言葉が聞こえる。

涙が出そうだった。

視界の端でチャニが涙目になっているのが見えた。

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