【l.u z】吐息王子と一緒に【歌い手男主】

15やけど ページ16

Aside


ラーメン屋さんから出て、そらるさんに今度はおごってもらう約束をとりつけた。

なんだかんだ面倒とか言うけど見捨てないのがそらるさんなんだよね。

もう優しすぎるで。

とか大げさに感動してたら、俺の後ろを嫌そうな顔で見る。

「彼方さん？」

何が見えるんです？
見える人と見えない人がいる例のアレは嫌やで？！

はぁ、何やってんのアイツら…と静かに俺の後ろを指差す。

なぜかこうとまふがいた。

「なあにしてんの？真冬、光軌？」

ポンと優しく肩に手を置く。

「あれ？こうと真冬じゃん！」

あれ？2人でゲームするんじゃなかったんー？って聞いたら…

「あ、やぁ、えっと…」

「おおかた、俺とAを尾行してたんだろ」

「え…なんで？」

俺も、え…なんでだわ…。

「俺にAのお兄ちゃんの座を奪われるとかなんとかじゃない？」

「………」

あたふたするまふと不機嫌なこう。

あらまあ…からかいたくなるやん！

「そうなの？こう？」

「べ、別に」

「そ？こうは俺に嘘つかないもんね」

「…っそうやね」

じわじわ追い詰めていく。

「彼方さん本当にお兄ちゃんみたいで俺好き。」

「え、本当？彼方さん嬉しい」

悪ノリそらるさんw

「ふぅ！！！」

「もうAも彼方さんも！火に油注がないでよ！」

ええー嘘ついたのこうが先だもん。

俺達は嘘つかないが暗黙のルールやったのに！

16やけど→←14だよ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す