【HQ】プリン系女子は動じない。3

夏祭り ページ30

灰羽side



合宿が終わってから二日後、俺はスマホを手にとってAに電話をした。



来週の夏祭りに誘うために！



合宿が終わったら告白するって決めたから、もっと積極的に行こうって。



プルルル…プルルル…



ツー…ツー…



あれ、切られた



灰羽「なんで？！」



忙しかったのかな…



今日はテンション下がる…



まだ、寝てたのかな。



時間確認、朝の8時。



……A起きてないかな。



朝早くからの部活の時いつも眠そうにしてるし。



明日の部活で誘おうかな…




スマホを充電器にさしなおそうとすると、RINEの通知音が鳴る。



灰羽「Aっ！」



決まったわけじゃないけどAかと思ってすぐ確認。


…違った。


黒尾さんかー…


無視しよ！←



よく見たらもう一通きてる…



Aだ！


すぐに確認する。


A ごめんね、目覚ましのアラームかと思って止めちゃった。

A 何か用事でもあった？


寝ぼけてたんだろうな〜と寝ぼけたAを想像する。


うん、


灰羽「可愛い！！」



母「独り言大きい！うるさい！」



灰羽「ごめん！」




すぐに返信を打つ。



「来週、夏祭り行かない？」



すぐに既読がついてそわそわする。



A 黒尾さんがなんか言ってたね。



へ？黒尾さん？



黒尾さんのメッセージを確認すると、


黒尾 来週の夏祭りバレー部で行こうぜ
行けるやつ全員な！




2人で行きたかった…



2人がいいなんてAに言える自信ない。



脱力してベッドに倒れこむ。


また、メッセージの通知音。



A よかったら今日、浴衣買いに行くの付き合ってほしい。暇だったら。



メッセージを見るなりすぐに起き上がる。



「ひま！絶対行く！」




って送ってすぐにスウェットから着替えた。

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