真駒野学園にて【学園ファンタジー・オリジナル】

第五導 ページ6

リザ「今年の子は去年の子より性格が歪んでるんだねぇ」

先生「・・・苦労する」

和馬「センセーがそんなこと生徒の前で言っていいの〜？」

　お、私と蓮以外にも口出しする奴がいたとはw

和馬「生徒の前なんだから偽りでも優しくしてよぉ」

　コイツ、私よりひねくれてるな、絶対。

先生「ハァ・・・お前らはいつまでそんな子供でいるんだ？そんなんじゃすぐに死ぬぞ」

　なんか真剣な表情、そして威圧を込めた声。

　クラスメイト全員が静かになり、ざわつく。

「死ぬってなんだよ！」「そんなこと聞いてないぞ！」「帰して！」

　「静かに」

　クラスメイト達を黙らせたのは先生ではなくお店のエルフの女性だった。

リザ「あんたらはここで死んでも、生き返れる」

凛「あんたらは、ってえっと、貴女は死んだら、生き返れないんですか？」

リザ「あぁ。なんでか外界人は生き返れる。もともとはこの世界とは無縁の者だから、この世界の土が外界人を拒んでいるのかもねぇ」

凛「・・・そうですか。教えてくれてありがとうございます、えっと、「リザだよ。リザ・ナトウィックさ」

　優しい人だ。仲良くなれるだろうか。

凛「ありがとう、ございます。リザさん！」

リザ「どういたしまして」

　・・・

先生「もう忘れたかもだが、皆にはクエストを受けてもらう、と言った。そのクエストで、脱落する者が多い。脱落者のことを我々は死人とたとえている。」

和馬「…それは酷いんじゃないかなぁ、セーンセ？」

　コイツ、…世に言う悪餓鬼か、不良か、ワルか…

蓮「ＫＹ」

和馬「…あ？」

　蓮も、少し怒っている様だった。

和馬「今の発言のどこが、ＫＹな訳？」

蓮「ここはおとなしく先生の言葉を聞くべきじゃないかな�・？」

和馬「でもさぁ、死人って酷いじゃーん。死んだ訳じゃないのにさぁ」

蓮「それは何か理由があるんじゃねぇの？」

和馬「理由があったらいいんだ

　 じゃ、ムカつくから殴らせてよ」

蓮「じゃ、こっちも殴らせてもらうぞ」

凛「・・・あぁもう！」

　私は二人が殴りあおうとし始めたから、止めようと思って

　何故か二人の股間を蹴っていた。

「おぅっ」と声を洩らし倒れてピクピクする二人。・・やり過ぎたわw

先生「おい」

凛「・・・ハイ」

先生「力入れすぎだ。死ぬぞ。」

凛「・・・ハイ」

　まぁ、喧嘩おさまったしいいか★てへぺろ★



　そして、これのせいで私は股間蹴り女というあだ名を貰ってしまった。

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