第27話 結果 ページ28
・
・
過去を思い出して吐き気がしてきた…
過呼吸気味
病院で貰った薬を飲もう
過去はどうして忘れないんだろう
幼かったころの記憶は、全然覚えてないのに
考えるほど胸が苦しい
やっぱり…徹兄には迷惑をかけたくない
「嫌なこと溜め込んじゃダメだからね!」
って言ってくれたけど
徹兄は今年受験生
邪魔をしたくないし
これは…心のどこかにやっぱり隠しておこう
今日もゲームする気になれないし、アニメ見る気にもなれない
あの人たちに会いたくない…。
一生顔も見たくない
大分落ち着いてきた
時計を見たらもう部活が終わっている時間
私も早く帰らないと
なるべくバレー部に会わないように帰らなきゃ
自転車小屋に行ってる途中
「A!!」
この声
貴「と・・・びお…」
怖い
影「おま_____!!!」
怒鳴られる
耳をふさいだ瞬間
ギュ
飛雄に抱き寄せられた
貴「な…に…すんの…?」
影「お前今倒れそうだったから」
私倒れるところだったの?
影「大丈夫か?さっきのこと俺は気にしてないからな」
貴「え…?」
影「お前が付けたっていうのは俺は許せない…けど俺もアイツ等に悪かったって思ってる」
貴「…うん」
影「だから気にすんな。月島が言ったこと全部」
貴「う・・・ん・・・ぅぅ…ぅぅ」
影「泣くなボケ」
貴「泣いでないじ」
影「嘘つけ」
今日の飛雄は優しかった
嬉しかった
119人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アノ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kyaraageanke/
作成日時:2015年4月27日 19時