第百二十二話 決戦 ページ14
A 「っ、あぁ…！」
「まだ弱いね」
A 「…！」
敵総大将の闇が私を包み、槍に変形して体を貫く。
心臓を狙って撃ち抜かれた。
私はそのリカバリーをするために、少女の力を使って闇でこの空間を包んだ。
それと同時に私の姿も闇で隠し、敵の視界を奪う。
プリマ旦那野村さんのチュウニズム零式の技の再現だ。
「野村の技だね。でも…」
A 「うっ…！」
村本 『２時の方向から闇』
A 「はい！」
敵は闇の塊を指先から放ち、それをフェイクに右斜め前から巨大な闇が迫った。
私は守りの盾を作り出して巨大な闇を防ぎ、その盾の陰でマシンガンを放つ。
霜降り明星粗品さんのチュウニズム零式、ミキ昴生さんの弾道操作の応用だ。
この２つの技の相違点は、魔法を使わずに弾が永遠に敵を追いかけるか、魔法を使って自ら弾道を操っているかという点。
私はその両方を使わせてもらう。
闇の塊を昴生さん式の弾で、敵自体を粗品さん式の弾で狙った。
「っ…！おもしろいね」
村本 『来たぞ』
A 「はい！」
敵は闇で身を包んで弾を防ぎ、そのまま私に突っ込んでくる。
だが、村本さんの視界補助のおかげで、スローモーションに見えるその攻撃を防ぐのは容易だった。
A 「くらって下さい」
「お、上手い」
四千頭身後藤さんの動きを思い出し、糸を張り巡らせた盾をつくる。
このまま敵が突っ込んできたら、硬い糸で三枚おろしだ。
敵はそれに気づき、私の背後に移動してきた。
一瞬ドキッとしたが、すぐに対応策を使う。
事前に作って投げておいた斧を旋回させて、敵の頭に叩きつけた。
見取り図盛山さんの技だ。
「っ、うわ…！」
A 「逃がさない…！」
亜生さんの技である光の結晶を周りに浮かべ、リリーさんの技、時間停止を使ってマシンガンの弾で敵を覆う。
指を鳴らして再び時を動かすと同時に、光の結晶で敵の視界を奪い、闇の守りと相殺させた。
守りを失った敵が、マシンガンの弾丸に全身を貫かれる。
「……！」
村本 『よし！』
『まだよ！攻撃を重ねなさい！』
敵の体がグラリと揺れ、地面に倒れ込んだ。
手応えはあった。
だが、これぐらいでトリップの元凶が倒せるとは思っていない。
今の内に攻撃しようと、少女の指示に従い、私は両手の光と闇を構えた。
そして、槍で貫こうとした、その時。
「…危なかったよ」
A 「っ、う、ぁあ！？」
敵の背に現れた真っ白な羽が、私の体を貫いた。
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AKUTObymmk(プロフ) - ありがとうございます!!私もこれから、頑張ります笑リクエストございましたら、言ってください！本当にお疲れ様でした (2019年2月24日 10時) (
レス) id: 4990bace53 (このIDを非表示/違反報告)
フール(プロフ) - ありがとうございます！書き始めたばかりの頃、貴方様のリクエストがとても励みになりました！完結できたのもそのおかげです！ 小説、拝見いたしました！AKUTObymmkさんも頑張ってください！応援しています！ (2019年2月23日 23時) (レス) id: baf0519c25 (このIDを非表示/違反報告)
AKUTObymmk(プロフ) - お疲れ様でした!!私も今小説書いてるんですけど、大変ですよね笑笑本当に、完結おめでとうございます!! (2019年2月23日 22時) (レス) id: 4990bace53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フール | 作成日時：2019年2月18日 0時
