■ ページ12
謙杜「こんに...」
え？
淳太「いらっしゃい。」
謙杜「恭平、なんでおるん？」
なんかあったんかな。
恭平が1人でこの店に来ることは今までなかった。はず。
恭平「俺だって悩みの1つ2つあるわ笑
彩明とちょっと言い合いなったから愚痴聞いてもらってん。
謙杜こそ、もう来てないんやと思ってたわ。
もう前向けたんやろ？
他にも悩み事あるん？」
冷や汗が流れて、必死で言葉を探す。
謙杜「あ、いや、毎日来てたからさ、もう足が自然とこっちに向かってるって感じ笑」
意外にもスラスラ出てきた言い訳は恭平を納得させれたみたい。
恭平アホでよかった笑
恭平「そうなんや笑
じゃあ俺そろそろ帰るな。
中間くんありがとうございました！」
淳太「おう。
また来てな〜」
恭平が帰ったあと、中間くんは店の札をcloseにして定位置に座った。
話し出さん俺に感づいたんかな。
中間くんから話しかけてきた。
淳太「今日はいつの夢？」
謙杜「3年の7月です。
夏休み前の。」
淳太「戻ったん？」
驚きを隠せへんって感じの表情。
まあそうやんな。
謙杜「戻りました。
めっちゃ。」
淳太「そのときは何かあったん？」
謙杜「Aとケンカ？しましたね笑
みっちーとAが一緒に帰れへん日が丸かぶりで、みっちーは塾って言ってたのに2人で一緒にいるの見ちゃって。
後からそれは俺の誕生日サプライズで祝おうと計画してたって分かったんですけど､､」
あのときのAすごかったな。
ケンカなっても絶対ほんまのこと言わへんかってんもん。
最後までAの演技に騙され続けたわ笑
淳太「あー、あのときか笑
長尾、泣きそうな顔なりながらここ来たやろ笑」
謙杜「来ましたね笑」
懐かしい。
あのときも、毎日来てたな。
あのケンカしてた時間が1番無駄やったって今思う。
時間が限られてることは分かってたのに...
淳太「はい、これ。」
中間くんが差し出した聖書は、そのときと同じ箇所が開かれてた。
確か、そのとき俺は「時間が限られてるのは分かってるのにケンカしてもうた。」って相談しに来たんやっけ。
謙杜「...笑笑」
そのときとリンクしすぎて、ただ愛想笑いしかできんかった。
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ありな。(プロフ) - とびっ子民はえびえびさん» ありがとうございます！亀更新になること予想されますがこれからもよろしくお願いします笑 (2018年7月25日 23時) (
レス) id: c5b94f1fc6 (このIDを非表示/違反報告)
とびっ子民はえびえび(プロフ) - 新作おめでとうございます。 SKDSの時とは違った作品になるのかな…？と楽しみにしています。 ありな。さんのタイミングで更新頑張ってください。 (2018年7月24日 3時) (レス) id: 043c2ce6ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありな。 | 作成日時：2018年7月23日 22時
