危機的状況である ページ9
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翌日。教室に入れば、どこかザワザワとしていた。
普通な女の子を装ってクラスメイトに何があったのか訊けば、
「最香さんが不良……いや、雨猫に襲われたらしいの」
とのこと。
『…それで ? 』
「生徒会の皆様が雨猫を探しているらしいの…
男のくせに最香さんに手出すとかホントに有り得ない!」
『そうだね……』
なんてことだ。最悪な状況ではないか。
私探されてんのかぁ………まぁ私なら隠し通せる筈。中学の頃演劇部で鍛えたこの力、今役に立てようか。
『探すって言っても、どうやって探すの?』
「……聞き込み、らしいわ…
聞き込みで見つかるわけないのに……」
『……仮に見つけたとして、雨猫はどうなるんだろ…』
「多分、退学とかかしら……」
それだけは避けたいな。冤罪で退学とか絶対嫌だ。
『へぇ……でも、雨猫って悪い人しか狙ってないんじゃないの……?』
「……だとしたら最香さんを狙った理由が分からないでしょ……?」
『……確かに』
……やば、クソ面倒臭い。
そうだとしたら逆になんで最香さんに手出したんだよみたいにならないのかよ……
信用度どうなってんだよ……
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作者名:まんまるねこ。 | 作者ホームページ:あるけど貼るのめんど(
作成日時:2022年4月5日 23時