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Bクラスの。 ページ14

わ、めっちゃ困ってる。
後にも先にも、あの清隆を夕飯のメニューで困惑させられるのは私だけなんだろうな。
そう考えると、優越感で気持ちが良い。
清隆が何とか絞り出したリクエストを完璧に遂行し、2人仲良く食後のお茶を飲んでいると、清隆が思い出したように口を開く。

「そう言えば。」
『ん?』
「今日、Bクラスの一之瀬帆波って奴と仲良くなったって言っていたが、それいつの話だ?」
『あぁ、2日くらい前のことよ。言ってなかったっけ?』
「言われた覚えは無い。」
『え、本当に?』

言ったつもりだったんだけれど。
無言ながらも説明しろと圧力をかけてくる清隆の視線に耐えきれず、説明を始めた。
あれは、一昨日のことである。

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昼休みに情報収集の意味も込めて校内を練り歩いていた時、前方から山積みのプリントを抱えた女子生徒が歩いて来た。
避けても良いのだけれど、このままでは私にぶつかる前に床へと全てをばら撒いてしまうだろう。
見てしまった以上引き返すことも無視することも出来ないので、仕方無くプリントのせいで前も禄に見えていない生徒の元へ近寄る。

『あの。』
「わっ!?」

余程驚いたらしい。
私の一声に肩を大袈裟に跳ねさせた少女だったが、その拍子にバランスを崩したプリントが全て床に落ちてしまった。

「あっちゃ〜。」
『ごめん、私がいきなり声をかけたから。』
「ううん、大丈夫!きっと、私の手助けしようとしてくれたんだよね。」

困ったように笑いながらこちらを見たのは、入学式でも見かけた正義感の強そうな女の子。
動く度に揺れる髪の毛の艷やかさが、差し込む光に透かされて一等綺麗に見える。

『そう、そのつもりだったんだけど…』
「その気持ちだけで、充分嬉しいよ!プリントを落とした甲斐があったってもんだね!」

廊下に広がるプリントの海を見ても嫌な顔1つせず笑った少女に暫し驚き、それから私も慌ててそれを手伝う。
全て纏め終わってから少女が再び重たそうにそれを持ち上げようとするので、半分持たせてくれと願い出る。
一瞬考えたが、少女はそれじゃあお願いしようかな!と言ってくれた。
辿り着いた先はBクラス。
まさか、と思って聞くと案の定少女は頷いた。

「私はBクラスの一之瀬帆波、貴女は?」
『Dクラスの旋毛風A。』
「そうなんだ。よろしくね、Aちゃん!」

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解決しなければならないこと。→←急に頭悪くなった。



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れい(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください (2月18日 12時) (レス) @page24 id: 774cbd6690 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2024年2月6日 18時

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