100と1つめ ページ6
貴「離して！｣
青「ってー！つねんなよ！｣
只今、保健室へ向かっている途中。私は青峰君を叩いたり、つねったりして暴れている
貴「一人で歩けるし、保健室くらい行けるから！青峰君の助けなんて要らないよ！｣
青「ウルセェ！いい加減にしろ!!｣
青峰君が私をキツく睨みつけた。
青「周りに迷惑かけたくねーからそう言ってるんだろーけどな、そんな状態で一人で
貴「でも…！｣
青「でもじゃねーよ。もう黙れ｣
青峰君はキツく言い放ち、靴のまま校舎の中へ入っていった
[in 保健室]
ガラッ
青「あ？誰も居ねーじゃん｣
青峰君は私をベッドの上に座らせて、机の上に置いてあった体温計を持ってきた
青「ん。これで熱測れ｣
貴「………どうせ微熱だよ｣
私は脇に体温計を挟む
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
38度5分
貴「思ったより高いな｣
青「………………｣
青峰君がジロリと睨んできた
青「…お前、もう少し人に頼る事覚えろよ｣
貴「頼るなんて無理だよ｣
青「何でだよ｣
貴「そんな資格ないから｣
でも、さつきも青峰君もこうやって私を助けようとする。こうなるのは嫌だから、なるべく人を避けようとした時期もあったが、それは結局しなかった。
春ちゃんが生きていたら、きっと周りに人がいっぱいいただろうと思ったからだ
私は春ちゃんが生きていくはずだった道を歩む義務がある。でも、熱とかは“私”の問題だから、人に助けを求める事はできない。
………“私”は救われるべきじゃない
私が複雑な顔をしていると、青峰君が私の頭を小突いた
青「バカかお前、そんなもんに資格とかいらねーだろ｣
貴「いるんだよ｣
そう呟いて黙りこむと、青峰君は頭をガシガシと掻きながら言った
青「……とにかく、今は早く寝ろ｣
貴「うん｣
さすがに体がダルいので、私はベッドに入ろうとした。でも一つ引っ掛かる点があったので、足を片方だけ布団に入れて、動きを止めた
貴「あの、青峰君。もう私の事下の名前で呼ばないでね｣
青「あ？んなのオレの勝手だろ｣
うわ、呼ぶ気なんだ
貴「もう一生呼ばないで！虫酸が走るから。あと、出て行ってくれないと気が散って寝れない｣
青「うっせーな、わかったよ｣
青峰君はそう言って、扉の方へ向かった。そして、去り際に一言
青「じゃーな、早く風邪直せよA｣
私は彼が閉めていった扉に、枕を投げつけた
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あんこ(プロフ) - うﾞぅー。本当にヒドイ更新具合ですね……頑張ります(T-T) (2015年3月20日 21時) (
レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
サキ - 更新頑張ってください！ (2015年3月19日 16時) (レス) id: 230e8534c7 (このIDを非表示/違反報告)
ライネ - この小説おもろいです!更新ガンバです。 (2015年3月17日 20時) (レス) id: cc2ae5f13f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！なかなか更新できなくて申し訳ないです…頑張ります！！ (2015年2月26日 13時) (レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 全部 見ましたッ!更新頑張ってください (2015年2月23日 0時) (レス) id: d81b228a30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2013年10月10日 0時
