100と20と4つめ ページ29
[青峰 side]
永「何してんの？｣
貴「あー…｣
ゆっくりと立ち上がるA。目が不自然に動いている
貴「スミマセンっ！｣
Aは良みてぇに全力で謝りながら、ドアを勢い良く開けて走って行った
永「あ。逃げたね｣
青「逃げたな｣
避けられてたのは分かってたけど、こんなハッキリ態度で示されると気分良くねーな
人の顔見て逃げやがって……つーかオレから逃げられると思ってんのかよ。ナメてんのか？
青「ソッコーで捕まえてやる｣
オレが廊下に出ると、Aが階段の方へ曲がってくのが丁度見えた。多分下の階に向かうつもりなのだろう。上に行ったら屋上だからな、そこに逃げてくワケねーし
オレはAを追って駆け出す。階段は何段か抜かしながら駆け降りていった
二階まで降りてきたところで、Aは階段を下りるのを止めて、その階の廊下を真っ直ぐ走っていった
青「A!!｣
大声で呼びかけたが、Aは振り向きもしない。その代わりに走るスピードを上げやがった
まぁ、スピード上げたところでオレから逃げれるわけもなく。二階に降りて直ぐに、手を伸ばせばAに届く距離まで追い付いた
青「無視すんな！｣
オレがAをひっ捕まえようとした時だった
パァンっ！
その音は無駄に綺麗に廊下に響いた
オレはいきなり訪れてきた顔面の痛みに困惑して、思わず急停止した
宮「廊下を走るなバカタレ｣
声に振り向くと、職員室の扉に担任の宮原が立っていた。ノートを持った手が丁度オレの顔の高さまで上げられている
どうやらコイツが走ってくるオレをノートでシバいたらしい。Aに気をとられすぎて、宮原の存在に気づかなかった
宮「ま、でも此所に来てくれて良かったよ。ちょーどお前を呼び出そうと思ってたとこだったからさぁ｣
宮原は背筋が寒くなるような笑みを浮かべた
コイツに捕まるとヤバい気がする
青「オレ急いでんだよ｣
宮「悪いけど逃がさんよ｣
宮原はオレの腕を女とは思えねー力で掴んできた
宮「色んな先生から、青峰が授業に出ない上に課題を提出しないっていう苦情が
オレを掴む力がさらに強くなってくる
あﾞー……終わったな。逃げらんねー
宮「職員室の中でじっっっくり話を聞かせてもらおうか｣
ダリぃ。これじゃあもう完全にAを逃しちま
ったな。宮原なんか無視してすぐ追いかけりゃ良かったぜ
オレはAが居なくなった廊下を眺めた
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あんこ(プロフ) - うﾞぅー。本当にヒドイ更新具合ですね……頑張ります(T-T) (2015年3月20日 21時) (
レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
サキ - 更新頑張ってください！ (2015年3月19日 16時) (レス) id: 230e8534c7 (このIDを非表示/違反報告)
ライネ - この小説おもろいです!更新ガンバです。 (2015年3月17日 20時) (レス) id: cc2ae5f13f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！なかなか更新できなくて申し訳ないです…頑張ります！！ (2015年2月26日 13時) (レス) id: 2b1cf20e49 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 全部 見ましたッ!更新頑張ってください (2015年2月23日 0時) (レス) id: d81b228a30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2013年10月10日 0時
