あなたとの日々

FINAL ページ1

絵「もう、式まで時間ないわよ。穂乃、間に合うの？」

穂「だぁいじょうぶだって！あと五分でできる！」

絵「いくらブライダルの仕事をしてるからって一人でやるのには無理があるんじゃないの？」

穂「絵舞、あたしのこと信用してなさすぎ！ね、A！」

あ「ふふ、穂乃に任せますよ。」

絵「あ、Aもそんなこと言っちゃって。知らないわよ。」

穂「ほーらできた！あとはベールをつけるだけ！」

モトキくんのプロポーズから2年。わたしたちは社会人一年目、そして付きあって10年。

長いようで長くなかった、カレカノ関係に一度ピリオドを打つ日を迎えました。

あのプロポーズの後、わたしの両親、モトキくんのご両親に挨拶をしに行ったときは

さすがにびっくりされましたが、双方の両親も無事認めてくれ、晴れて本日式を挙げることが

できます。

モ「Aー、支度できた・・・って。」

絵「こら、モトキ。ノックくらしなさい。」

あ「・・・あまりじろじろ見ないでください/////」

モ「穂乃、絵舞、ナイス。」

穂絵「ふっ。」

穂「じゃあ教会まで行こっか。」




モ「A・・・。」

あ「・・・後悔。なんてしてません。」

モ「・・・なんでわかったの？」

あ「モトキくんの考えていることなど、容易に想像できますよ。・・・わたしはこの10年、モトキくんと付き合って後悔などしたことありません。一度も。」

モ「・・・俺も、初恋が、付き合った人が、Aだってことに、後悔してない。」

あ「・・・モトキくん。」

モ「・・・生まれて来てくれてありがとう。そして、僕を選んでくれてありがとう。」

「それでは新郎新婦の入場です。」

あ「行きましょうか。」

モ「そうだね。あの五月蠅い中にｗ」

あ「あ、そのようなこと言っては罰が当たりますよ？」

モ「そうだね。・・・大切な仲間のところに。」

あ「そうですね・・・。」




「あなたとの日々」それは・・・毎日が幸せで満ち溢れてる日々。

なにか欠けてはダメ。なにか足りなくてはダメ。

あなたがいるから、成立するのですよ。


あ「選んだのが、あなたでよかった。」

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